(3057) バズ・ライトイヤー
【監督】アンガス・マクレーン
【出演】クリス・エバンス(声)、キキ・パーマー(声)、ピーター・ソーン(声)、タイカ・ワイティティ(声)、デール・ソウルズ(声)
【制作】2022年、アメリカ
「トイ・ストーリー」シリーズに登場する人形のモデルとなっているスペース・レンジャーの活躍を描いた3DCGアニメ作品。
スペース・レンジャーのバズ・ライトイヤー(クリス・エバンス)は、1,200名の乗員とともに、移住のための未知の惑星にたどり着くが、宇宙船の操作ミスにより、ハイパー・スピード・クリスタルが損傷し、地球に戻ることができなくなる。宇宙船の乗員たちは、未知の惑星で自活しながら、惑星の脱出を目指す。バズは相棒の女性アリーシャ・ホーソーン(ウゾ・アドゥーバ)の指揮のもと、ハイパー・スピードテストを行う。ハイパー航法はなかなか成功せず、試験のたびに、バズはウラシマ効果で惑星の人たちより時間の進みが遅くなり、バズが試験を繰り返すうちに、惑星では62年の年月が経ってしまう。アリーシャにもらったAIペット、ソックス(ピーター・ソーン)は、ハイパークリスタルを生み出す物質の比率を導き出し、バズはついにハイパー航法に成功。ところが、戻ってきた惑星には、巨大な宇宙船ザーグシップが飛来し、宇宙船から放たれたロボットザークがバズの乗っていた宇宙船を接収してしまう。
バズは地上に残っていたイジー・ホーソーン(キキ・パーマー)に導かれ、彼女たちのアジトに行く。そこには、新兵のモー・モリソン(タイカ・ワイティティ)と仮釈放中のダービー・スティール(デール・ソウルズ)がいた。バズは彼らとともにハイパークリスタルの捕球を目指すが、バズは巨大ロボットにつかまり、ザーグシップに連れ去られてしまう。ロボットを操縦していたザーグ(ジェームズ・ブローリン)の正体は、50年後のバズだった。ザーグは、クリスタルの力で過去を変え、バズの宇宙船の操作ミスをなかったことにしようとする。しかし、若いバズは、それではイジーが存在しないことになってしまうことに気づき、ザーグに反抗。イジーたちも加勢し、ザーグシップの自爆装置を起動して脱出。ザーグはバズの乗る宇宙船に飛び移り、搭載しているハイパークリスタルを抜き取るが、バズは宇宙船から飛び出し、ハイパークリスタルを破壊。爆発でザーグは吹き飛ぶ。バズはイジーたちが乗った船に追いつき、惑星への不時着に成功する。バズは迎え出たバーンサイド(イザイア・ウィットロック・Jr)に新たなスペース・レンジャー組織を作るよう命じられるが、バズはチームはもうある、と言ってイジーたちの方を振り返る。バズたちは惑星を故郷として、スペース・レンジャーの任務に就くのだった。
子供向けのアニメではあるが、宇宙船やロボットなどのデザインがかっこよく、見応えのある作品。一つ目の黄色のロボットは「機動戦士ガンダム」(1981)のモビルスーツっぽかった。アリーシャが女性と結婚し、子どもを授かるところは、養子ということなのか、若干意味不明。養子であれば、歴史を変えてもイジーが生まれていたかもしれない。包摂性の表現なのだろうが、ここに適用しなくてもいい気がした。
【5段階評価】4
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