(3067) 仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王
【監督】石森章太郎(総監督)、平山公夫
【出演】村上弘明、舟倉たまき、中村ブン、塚原美樹、二瓶秀雄、梶哲也(声)、中庸助、峰恵研(えけん)(声)、石森章太郎
【制作】1980年、日本
東京壊滅を狙う悪の組織と戦う仮面ライダーの活躍を描いたヒーロー映画。「五人ライダー対キングダーク」(1974)の続作。タイトルの「VS」は「たい」と読む。
宇宙空間で羅門博士(二瓶秀雄)の開発したシグマエネルギーが、悪者、銀河王(梶哲也)に狙われる。博士はエネルギーの方程式を愛犬エレンに託し、宇宙ステーションから脱出させるが、自らは宇宙怪獣サドンダスに殺される。エレンは羅門博士の娘レミ(塚原美樹)、羅門博士の助手、真樹泉(舟倉たまき)、レミの兄、羅門ブン(中村ブン)のもとに戻るが、レミとエレンがネオショッカー大要塞に連れ去られる。ブンの友人、筑波洋(村上弘明)は、ネオショッカーの基地があるという富士山の地下に向かい、スカイライダーに変身。仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガーと合流し、基地を防衛する戦車を倒す。泉とブンもレミを追うが、ネオショッカーに捕らえられてしまう。
銀河王は、ネオショッカーの魔神提督(中庸助)に、シグマ爆弾の開発を急がせる。スカイライダーは、他の仮面ライダー7人と合流。ネオショッカーのアルマジーグ(峰恵研)とジャガーバン(八代駿)、そしてネオショッカーが生み出した改造人間二世部隊と戦う。スカイライダーは地下基地に入り込み、サドンダスを倒してシグマ爆弾の発射を防ぐと、捕らえられたレミたちを救出。銀河王は宇宙船で脱出しようとするが、地下基地の爆発に巻き込まれ、この世から消えるのだった。
前作から6年経っての続作。毎年のように映画が作られているのかと思ったら、そうでもなかった。今度は8人の仮面ライダーが集結する豪華な内容だが、人数が多くなったせいか、各ライダーの「見栄」とも言える変身シーンは省略され、怪獣だけではなく仮面ライダー側もその他大勢感がありあり。ネオショッカーが発射した爆弾ロケットは、コンソールを破壊しただけで墜落するし、宇宙船で脱出した銀河王は「ここまではこれまい」とか高をくくっていると、もはや仮面ライダーたちは見上げているだけなのに、地下基地の爆発に巻き込まれ、「残念無念」と言って勝手に負けてしまう。お粗末な戦いだった。
【5段階評価】2
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