(3068) 泥棒成金
【監督】アルフレッド・ヒッチコック
【出演】ケーリー・グラント、グレース・ケリー、シャルル・バネル、ブリジット・オーベール、ジェシー・ロイス・ランディス
【制作】1955年、アメリカ
濡れ衣を着せられそうになった元泥棒が真犯人を暴くため奮闘するさまを描いた作品。
屋根伝いに金持ちの宝石を盗む盗難事件が連続して起きる。かつての泥棒キャットことジョン・ロビー(ケーリー・グラント)と同じ手口であったため、警察はジョンを疑う。ジョンはかつての仲間に自分ではないと言いに行く。かつての仲間たちは更生してレストランを営んでおり、従業員たちはジョンに冷たく当たる。オーナーのベルタニ(シャルル・バネル)はジョンをかばい、給仕係のフッサール(ジャン・マルティネッリ)の娘ダニエル(ブリジット・オーベール)と逃げるよう手を回す。
ジョンは、真犯人が狙いそうな富豪を見定めるため、保険業を営むヒューソン(ジョン・ウィリアムズ)に接触。彼から、宝石を持つ富豪のジェシー・スティーブンス(ジェシー・ロイス・ランディス)とその娘フランシー(グレース・ケリー)を紹介してもらう。ジョンは次第にフランシーと親密になっていく。ジョンはフランシーの手引きでパーティ会場に潜入。そこに現れた真犯人は、ダニエルだった。ベルタニが首謀者で、フッサールが盗みをしていたが、フッサールが死に、娘のダニエルが引き継いだのだった。ジョンは身の潔白を証明し、フランシーと結ばれるのだった。
公開当時51歳のケーリー・グラントと、26歳のグレース・ケリーが結ばれるという、おじさん妄想全開の作品。推理中心のサスペンス作品というよりは、ジョンとフランシーの恋物語が中心。自分の作品に隠れ出演するヒッチコックは、バスに乗り込んだ主人公の隣に座っている乗客として登場していた。
【5段階評価】3
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