(2872) キングダム 運命の炎
【監督】佐藤信介
【出演】山﨑賢人、吉沢亮、清野菜名、大沢たかお、杏、佐藤浩市、山本耕史、橋本環奈、三浦貴大
【制作】2023年、日本
嬴政(えいせい)(吉沢亮)が治める秦国に、趙の軍が攻めてくる。秦国は王騎(大沢たかお)を軍議に招く。王騎は嬴政に中華を治める覚悟を問う。嬴政はかつて闇商人の紫夏(しか)(杏)の手引きで趙から秦に逃げ込んだ過去があり、追っ手の攻撃によって命を落とした紫夏に、偉大な王になることを誓っていた。王騎は大将軍を引き受け、趙軍を迎え撃つ。王騎は敵の右翼を指揮する馮忌(ふうき)(片岡愛之助)の首を取るため、信(しん)(山﨑賢人)率いる百人隊、飛信隊を差し向ける。飛信隊は31人を失いながらも、敵陣深く攻め込み、信が馮忌の首を取る。趙軍の趙荘(山本耕史)は軍を引くことを決断する。その夜、勝利を喜ぶ飛信隊の前に武神、龐煖(ほうけん)(吉川晃司)が現れる。信や羌瘣(きょうかい)(清野菜名)が挑みかかるが全く歯が立たない。龐煖こそが趙軍の総大将であり、王騎の因縁の敵なのだった。
敵を攻める戦略、戦術に重点を置いた内容。主人公の無敵アビリティが存分に発揮されるご都合主義な展開ではあるわけだが、それなりに見応えがあった。嬴政を秦に送り届けた末に紫夏が命を落とすシーンも、なんだか胸が熱くなり、俳優の演技力や演出のうまさを感じた。とにかく俳優が豪華な作品だ。
【5段階評価】4
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