(2811) 俺ら東京さ行ぐだ
【監督】栗山富夫
【出演】新藤栄作、植木等、林美智子、柏原芳恵、松居直美、吉幾三、中村嘉葎雄
【制作】1985年、日本
東京でカメラマンを目指す青年と、その両親のやりとりを描いた作品。「俺ら東京さ行ぐだ」を歌った吉幾三も出演している。
野々宮元(新藤栄作)は、青森の実家から東京に飛び出して、原宿のカメラスタジオでカメラマンを目指して助手をしている青年。元の両親でリンゴ農家の耕三(植木等)とあや(林美智子)は、議員への陳情がてら、息子に会いに東京に出る。元は、自分を田舎へ連れ帰ろうとする両親を疎んじる。元の住むぼろアパートに一泊した耕三とあやは、元の忘れ物を届けに元の職場に行く。忘れ物をスタッフ(アパッチけん)に託して帰ろうとした二人を、元のガールフレンドの里中伸子(柏原芳恵)が引き留め、二人を東京観光に連れて行く。三人は、耕三が若い頃、家を飛び出して東京で一ヶ月過ごしたときに通っていたバーを探しに行く。バーは残っており、伸子は耕三の青春を思い出させるかのように、バーで耕三とダンスする。耕三とあやは伸子に見送られて上野発の夜行列車に乗り、息子の青春を応援することにする。伸子は元に会い、父親とデートをした話をする。二人は仲良く夜のネオン街に消えていくのだった。
ほのぼのとした家族愛の話。公開当時23歳の柏原芳恵のかわいらしさが見所。本作はソフト販売していないようで、今回のBS松竹東急での放送は貴重な鑑賞機会になったようだ。
【5段階評価】3
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