(2737) Joey
【監督】ウィリアム・アッシュ、アンドリュー・ノット
【出演】ジョン・シム、アンドレア・ロウ
【制作】2020年、イギリス
カフェの女性店員にデートに誘われたピエロの男の運命を描いた作品。14分の短編映画。
孤独なピエロのジョゼフ(ジョン・シム)は、ピエロの姿のままカフェに入り、店員のアニー(アンドレア・ロウ)にデートに誘われる。ジョゼフは普通の顔でデートに臨み、アニーと楽しいひと時を過ごす。部屋でこれからお楽しみというとき、ジョゼフは酒に酔って寝てしまう。アニーが寝ているジョゼフの顔を触ると、化粧の下から白い皮膚、赤い鼻が顔を出す。ジョゼフはピエロが素顔で、化粧で人間の顔になっていたのだ。驚いたアニーは部屋を出ていく。
アニーがいなくなったことを知ったジョゼフは落ち込み、バスタブに浸かりトースターで感電死しようとするがうまくいかない。そこにドアをノックするアニーの声が聞こえてくる。ドアを開けたジョゼフの前には、ジョゼフと同じピエロ姿のアニーが現れるのだった。
ラストはおそらく、実はアニーもジョゼフと同じピエロ族(とでも言うのか)だった、ということなんだろう。アイディア一発勝負の短編だが、予想外の展開は面白かった。映像や演出も映画らしい作品。
【5段階評価】3
| 固定リンク
コメント