(2628) ミラベルと魔法だらけの家
【監督】ジャレド・ブッシュ、バイロン・ハワード
【出演】ステファニー・ベアトリス(声)、マリア・セシリア・ボテロ(声)、ジョン・レグイザモ(声)、ダイアン・ゲレロ(声)
【制作】2021年、アメリカ
魔法の能力をもった一家に生まれた少女の活躍を描いたディズニーアニメ作品。
コロンビアのエンカントという地域に住むミラベル(ステファニー・ベアトリス)は、マドリガル家の元気な少女。祖母のアブエラ(マリア・セシリア・ボテロ)は夫ペドロと死別しており、息子のブルーノ(ジョン・レグイザモ)は未来を見る力、二人の娘のうち、フリエッタ(アンジー・セペダ)は料理で人を癒やす力、ペパ(カロリーナ・ガイタン)は自分の感情を頭上に天候として示す力を宿していた。ペパの長男カミロ(レンジー・フェリズ)は変身する力、次男のアントニオ(ラビ・キャボット=コニャーズ)は動物と話す力、フリエッタの長女イサベラ(ダイアン・ゲレロ)は花を咲かせる力、次女のルイーサ(ジェシカ・ダロウ)は怪力を授かっていたが、ミラベルは魔法を授かるはずの儀式で何も授からなかった。家族の中で、ブルーノはなぜか一族の元を去っており、彼の話をするのはタブーになっていた。
ある日、ミラベルは意志を持つ家カシータがひび割れていくのに気づく。ミラベルは、家の中の砂の部屋に入り、ブルーノの残した未来のビジョンを写したガラス板を発見。いなくなっていたはずのブルーノが家の中に隠れ住んでいることを知る。
祖母のアブエラは、家族を護りたいあまり、暗い未来を予知するブルーノを遠ざけ、魔法の力のないミラベルにつらくあたっていた。ブルーノの予知の通り、マドリガル家の家は不思議な力によって崩壊してしまうが、ミラベルは前向きにみんなで家を再建することを提案。町の人々も手伝い、家は見事に再建される。ブルーノも家族と再会し、マドリガル一家は仲よく記念写真に収まるのだった。
安定のディズニーアニメ。家族愛が描かれており、主人子の恋愛は描かれていない。登場人物は浅黒い南米の人たちであり、当世の多様性への配慮がうかがわれる。主人公のミラベルも、決して美少女キャラではなく、低身長でずんぐりむっくりした眼鏡少女だ。
【5段階評価】4
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