(2555) 妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII
【監督】山田洋次
【出演】夏川結衣、西村まさ彦、吉行和子、妻夫木聡、橋爪功、蒼井優、中島朋子、林家正蔵
【制作】2018年、日本
三世代家族に起きる騒動を描いたコメディ。「家族はつらいよ」シリーズ第3弾。「家族はつらいよ2」の続編。
会社員の平田幸之助(西村まさ彦)が海外出張に行くことになる。息子の謙一(大沼柚希)と信介(小林颯)、老夫婦の平田周蔵(橋爪功)と富子(吉行和子)も外出。幸之助の妻、史枝(夏川結衣)が二階の掃除に疲れ、うたた寝していると、コソ泥(笹野高史)が入り、史枝がへそくりしていた現金約40万円が盗まれてしまう。出張から帰ってきた幸之助は、平謝りする史枝に向かって、生活費の増額を求めておきながら大金を隠し持っていたこと、自分が汗水たらして働いている間に昼寝していたことを責め立てる。落ち込んだ史枝は家出してしまう。
墓参り旅行から帰ってきた周蔵夫妻は、迎えに来た娘婿の金井泰蔵(林家正蔵)からそのことを告げられる。幸之助の弟の庄太(妻夫木聡)と妻の憲子(蒼井優)もやってきて、話し合いとなるが、針の筵の幸之助は家族の意見に取り合わない。謙一も信介も両親の離婚を心配する。
残された家族たちは、これまで史枝が一手に負ってきた家事を分担しようとするが、富子は腰痛で動けなくなり、周蔵は鍋を火にかけっぱなしにしてぼやを出すなどさんざん。庄太は幸之助の職場に出向いて、涙ながらに史枝さんを迎えに行けと説得する。幸之助は雨の中、車で史枝を迎えに行き、お前がいないとダメなんだと告げる。
家族が心配する中、幸之助は史枝を連れて帰ってくる。幸之助は、集まった家族を前に、どうすればいいかわからなくなっていた自分の背中を押してくれた庄太に感謝し、涙ぐむ。家族たちは出前で取った特上のウナギを楽しむのだった。
小気味のよいセリフの応酬が聞きごたえ十分。昭和の映画のよさを漂わせつつ、決して古臭くはない。それぞれのキャラクターが単なる脇役ではなく、個性と感情を持っているのがわかる。主役が誰か決めづらいほどだ。ちなみに、いつもそうなのだが、出演欄の並び順は、単なる年功序列や告知の表記順ではなく、自分の考える重要な役の順に並べている。
【5段階評価】4
| 固定リンク


コメント