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2023年8月16日 (水)

(2475) ワイルド・スピード/ジェットブレイク

【監督】ジャスティン・リン
【出演】ビン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ジョン・シナ、シャーリーズ・セロン、ジョーダナ・ブリュースター
【制作】2021年、アメリカ

ワイルド・スピードシリーズ第9作。「ワイルド・スピード ICE BREAK」の続編。

ドミニク・トレット(ビン・ディーゼル)は妻のレティ(ミシェル・ロドリゲス)と息子ブライアンとともに、静かに暮らしていた。そこに仲間のローマン・ピアース(タイリース・ギブソン)、テズ・パーカー(クリス・"リュダクリス"・ブリッジス)、ラムジー(ナタリー・エマニュエル)が現れ、ボスのミスター・ノーバディ(カート・ラッセル)の危機を知らせる。ミスター・ノーバディがいたと思われる地点に向かったドミニクらは、謎めいた半球状の電子装置を発見するが、そこに武装集団とともにドミニクの実弟ジェイコブ(ジョン・シナ)が現れ、電子装置を奪われてしまう。
ラムジーによると、ジェイコブが狙っているのは、アリエスという、世界中のコンピュータを制御できる装置の起動だった。装置の起動にはもう一つの半球状の装置と、キーとなる何かが必要。ドミニクはジェイコブの手がかりを尋ねてロンドンに向かい、レティは合流したミア(ジョーダナ・ブリュースター)とともに、死別した仲間ハン(サン・カン)の絵はがきを手がかりに東京に向かう。ローマンとテズはロケット・エンジンを搭載した車の手配をした後、ラムジーとともに、ジェイコブとその仲間オットー(トゥエ・アーステッド・ラスムッセン)の行動をマーク。ローマンらは強力な磁石を搭載したトラックを発見。ジェイコブらは強力磁石によって銀行の監視カメラを無効化して半球状の電子装置を回収。ジェイコブを発見したドミニクは、ラムジーの運転する強力磁石搭載トラックと合流し、ジェイコブの確保に成功する。
ジェイコブを捕らえたドミニクのもとに、レティとミアがハンとともに戻ってくる。死んだと思われていたハンは生きていた。ミスター・ノーバディの策略により、死んだと見せかけられていたのだ。ハンは、アリエスのキーとなる少女エル(アンナ・サワイ)を護衛していた。ハンの過去の話を聞いていた一行のところに、オットーの率いる軍隊が現れてジェイコブを救出し、エルも連れ去ってしまう。
ジェイコブらの野望を阻止するため、ドミニクらは、彼らがデータをアップロードしようとしている通信衛星の無力化に挑む。ローマンとテズはロケット・エンジン搭載の車両で宇宙に突入。ドミニクらはジェイコブやオットーの乗る装甲車を襲撃。ミアとハンはエルを救出。ジェイコブはドミニクらを攻撃するが、オットーは作戦の途中でジェイコブを裏切り、ジェイコブはピンチに陥る。ミア達はジェイコブを助け、ジェイコブとドミニクは協力して装甲車を横転ならぬ「縦転」させる。業を煮やしたサイファーは自ら戦闘機を操縦してドミニクを排除しようとするが、ドミニクは装甲車を操縦して逆に戦闘機を破壊。サイファーは戦闘機を遠隔捜査しており、無事だった。宇宙空間にいたローマンとテズは決死の覚悟で通信衛星に車ごと体当たりして衛星を破壊。何とか中国の人工衛星に救助される。
ドミニクはジェイコブに再起のきっかけを与え、ジェイコブは立ち去る。ドミニクは仲間とともに作戦の成功を祝うのだった。

ド派手なアクションを楽しむ娯楽作。今回は強力磁石のギミックが楽しいが、物理法則は相変わらず無視していた。第3作で死んだハンが生きていたというのも、何でもありの設定に拍車をかける。もっとも、シリーズ・ファンへのサービスとしてはありなんだろう。
いかにもセットのニセ東京のシーンや、派手さを演出するためだけの、白いドレスの女性集団なども突っ込みどころだった。
ジェイコブが裏切りを受け、ドミニクとともに戦うことになる展開は悪くなかった。

【5段階評価】4

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