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2022年12月18日 (日)

(2422) 恋に落ちたシェイクスピア

【監督】ジョン・マッデン
【出演】ジョセフ・ファインズ、グウィネス・パルトロウ、ジュディ・デンチ、コリン・ファース
【制作】1998年、アメリカ、イギリス

劇作家と王女の実らぬ恋を描いた恋愛映画。第71回アカデミー賞作品賞受賞作品。

借金を抱えた劇場主ヘンズロー(ジェフリー・ラッシュ)は劇作家シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)に脚本の作成を依頼。裕福な家の娘バイオラ(グウィネス・パルトロウ)は、演劇が大好きで、役者になることを夢見る。劇場には男性しか立てなかった時代。彼女は男性に扮し、トマス・ケントと名乗って役者集めに参加。シェイクスピアは一目で気に入り、主役に抜擢する。やがてシェイクスピアは、トマスの正体が一目ぼれの相手バイオラであることを知る。二人はバイオラの部屋で一夜をともにする。バイオラは、傲慢なウェセックス卿との結婚を強いられる運命にあったが、男性に扮して劇の稽古に励みつつ、シェイクスピアと愛し合う。シェイクスピアは、バイオラとの愛に着想を得て、「ロミオとジュリエット」を完成させる。しかし、トマスが女性であることが明るみに出てしまい、劇場は閉鎖。バイオラは劇場を追い出される。演劇は別の劇場で上演されることになり、上演の日、バイオラはウェセックス卿との結婚式を抜け出して劇場に駆け付ける。劇場ではジュリエット役の代役が必要となる事態になっており、セリフを覚えていたバイオラが急遽、ジュリエット役を担うことになる。バイオラは、ロミオ役のシェイクスピアとともに演劇を大成功に導く。バイオラを追って劇場に駆け付けたウェセックス卿は、警察を呼んでシェイクスピアらを逮捕させようとするが、そこに女王(ジュディ・デンチ)が現れ、バイオラは男だと宣言。バイオラの行動はおとがめなしとなるが、神に誓った結婚はご破算とはならなかった。バイオラはシェイクスピアに最後の別れを告げ、ウェセックス卿とともに、新天地アメリカに向かう。その船は、シェイクスピアとバイオラが思い描いた戯曲の通り難破し、ただ一人岸辺にたどりついたバイオラは、自ら新天地を進み始めるのだった。

有名なロミオとジュリエットの物語ができあがっていく過程と、シェイクスピアとバイオラの恋の進展が絡み合うという展開が秀逸。公開当時26歳のグウィネス・パルトロウのスレンダーな裸体も見られる。

【5段階評価】4

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