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2020年6月13日 (土)

(2091) ジャック・リーチャー NEVER GO BACK

【監督】エドワード・ズウィック
【出演】トム・クルーズ、コビー・スマルダーズ、ダニカ・ヤロシュ、パトリック・ヒューシンガー
【制作】2016年、アメリカ

元米軍少佐が軍の汚職に巻き込まれた女性少佐とともに事件の解明に挑むサスペンスアクション。「アウトロー」(2012)の続編。

元米軍少佐のジャック・リーチャー(トム・クルーズ)は、知人の陸軍憲兵隊少佐のスーザン・ターナー(コビー・スマルダーズ)に会おうとするが、彼女はスパイ容疑で逮捕されてしまう。彼女の弁護を担当するモアクロフト大佐(ロバート・カトリーニ)に話を聞きに行くと、ジャックとの間に娘がいると主張している女性がいることを知らされるが、ジャックには身に覚えがなかった。ジャックは、モアクロフト大佐から、ターナーの部下2名がアフガンで殺されていることを聞かされる。ターナーは、ターナーの後任のモーガン大佐(ホルト・マッキャラニー)に逮捕されてしまう。ターナーも殺されると確信したジャックは、ターナーを救い出し、収監場所から脱出。二人を追う殺し屋(パトリック・ヒューシンガー)を何とか撃退し、二人はジャックの娘だという少女、サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)に会いに行く。そこにも殺し屋の手は伸びていたが、サマンサは無事だった。サマンサをニューオーリンズのホテルに隠し、アフガンの事件の関係者、プルドムから事情を聞いた二人は、軍需企業パラソース社の悪事を暴くために空港へ。武器の横流しをしていれば貨物の中に荷物はないと睨んだターナーだったが、武器は実際に貨物の中にあった。その場を指揮していたジェームズ・ハークネス将軍(ロバート・ネッパー)を犯人呼ばわりしたターナーは立場がなくなり、逮捕されそうになるが、ジャックがその武器の中にアヘンが隠されていることを見抜き、将軍は逮捕される。殺し屋はジャックへの個人的な闘争心から、サマンサをさらってジャックを脅すが、ジャックは殺し屋を返り討ちにする。
サマンサはジャックが本当の父親ではないことを知って寂しがり、別れ際にジャックの胸に飛び込む。ジャックはサマンサを抱きしめ、彼女のもとを去る。しかし彼のポケットには、サマンサが忍ばせた携帯が入っており、早速「miss me yet?」(もう寂しくなった?)とメッセージが入るのだった。

ジャック・リーチャーのアクションと機転が魅力的。トム・クルーズがクールに演じていて、スカッとするアクション映画。
本作のオープニングでは、ジャック・リーチャーが大勢を喧嘩で打ちのめした後、ダイナーで保安官に手錠をかけられるものの、「今から90秒以内に二つのことが起きる。店の電話が鳴り、保安官に手錠がかかる」と不敵に予言し、それが現実となるという魅力的なシーンがある。本作の予告編でも使われていて、ジャック・リーチャーの底知れぬ能力を示す有名シーンだ。しかしあろうことか、本作を放映したBS-TBSの「火曜デラックス」は、このシーンをカットしていた。加えて放映は吹替版のみ。どうして今どき、吹き替え版しか流さないんだろう。BSテレ東が「シネマクラッシュ」や「水曜映画館」を二カ国語字幕ありで放送するようになって喜んでいたが、新たな残念映画番組の誕生だ。

【5段階評価】4

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