(2021) ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
【監督】ジョン・リー・ハンコック
【出演】マイケル・キートン、ニック・オファーマン、ジョン・キャロル・リンチ、ローラ・ダーン、リンダ・カーデリーニ
【制作】2017年、アメリカ
一人の営業マンが、マクドナルドを大チェーン店にするまでを描いた作品。
売れない機器のセールスマン、レイ・クロック(マイケル・キートン)は、サンバーナーディーノにあるマクドナルドという画期的なハンバーガー店を見つけ、フランチャイズ化しようと思い立つ。マクドナルドを創業したディック(ニック・オファーマン)とマック(ジョン・キャロル・リンチ)の兄弟は、徹底した効率化により30秒でハンバーガーを作る仕組みを考案。しかし、特にディックは品質管理にこだわり、商業主義には否定的だった。レイはマクドナルド兄弟と契約を結び、強引な店舗展開を進める。アイスクリーム用冷凍庫の電気代を削減するため、粉ミルクを用いたシェークを採用しようとし、ディックは激怒する。レイはとうとうマクドナルドの知的所有権を二人から買い取る。マクドナルド兄弟は、店名にマクドナルドを使えなくなり、ほどなく店は潰れる。レイはマクドナルド創業者として名を馳せることになるのだった。
この映画を観ると、マクドナルドに対する見方がおそらく悪い方に変わるだろう。利益を追求し、本来の創業者の事業を乗っ取って拡大した、という話なのだから。しかし、ビジネスとはそういうものだ、と言われれば、そうなのかもしれない。マクドナルドは不動産業だ、という言い方も面白かった。
なお、全く個人的なことだが、本作を鑑賞中、ブルーレイレコーダーの画像が途中から乱れ、音が鳴らなくなった。録画中だった番組(これもデータの書き込み不良なのか再生できず)を消したら元に戻ったのだが、10年使ってきたので、そろそろ寿命かもしれない。
【5段階評価】4
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