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2019年4月 9日 (火)

(1864) シカゴ

【監督】ロブ・マーシャル
【出演】レニー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア、クイーン・ラティファ
【制作】2002年、アメリカ

殺人犯からミュージカルスターになる女性の姿を描いたミュージカル。第75回アカデミー賞作品賞受賞作品。

シカゴのクラブでダンスを披露するベルマ・ケリー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)。見事な歌とダンスに魅了されているのは、ダンススターを夢見るロキシー・ハート(レニー・ゼルウィガー)。彼女には夫がいたが、劇場に顔が利くという男、フレッド・ケイスリー(ドミニク・ウェスト)の誘惑に負け、自宅でベッドイン。ところが彼はただの家具の集金人で、ロキシーを騙したことに悪びれもせず、部屋を出ようとする。騙されたことにショックを受けたロキシーは、思わずフレッドを撃ち殺してしまう。ロキシーの夫、エイモス(ジョン・C・ライリー)は、はじめは嘘の証言でロキシーを守ろうとするが、それを撤回。ロキシーは刑務所行きとなる。刑務所にはベルマがいた。彼女もまた、浮気をした夫と妹を殺害していた。刑務所内で洗濯係となったロキシーは、ベルマに洗った下着を渡しながら、ファンだと言って彼女に助言を求めるが、ベルマは自分の下着に触るな、と冷たく突き放す。ロキシーは、ママ(クイーン・ラティファ)と呼ばれる刑務所内の顔役から、女性を必ず無罪にするという腕利きの弁護士、ビリー・フリン(リチャード・ギア)に弁護を頼もうとするが、彼は5,000ドルを払え、とにべもない。しかし、夫のエイモスが彼に弁護を頼んでいた。しかし、彼には1,000ドルしかなかった。ビリーは、美人のロキシーを、正当防衛で無実の罪に問われている有名人に仕立て上げ、彼女の事件関連の品を競売にかけ、弁護資金を生み出す。ビリーは見事にロキシーの無罪を勝ち取る。
しかし、ロキシーのダンススターとしての活躍はパッとしなかった。そこにベルマが現れ、二人で組むことを提案。ロキシーは「あんたが嫌い」と断るが、ベルマに「この仕事に関係あるの」と聞かれ、思い直す。二人の共演は評判となり、喝采を浴びる。ロキシーは本格的にダンススターとなるのだった。

豊富なダンスシーンが楽しい。ミュージカル映画によっては、歌のシーンにストーリー性がなく、かったるかったりすることがあるが、本作の歌の内容は登場人物の語りになっているため、感情移入しやすいのだ。官能的かつ肉感的な姿態で歌も踊りも完璧なキャサリン・ゼタ=ジョーンズに、華奢なレニー・ゼルウィガーが負けていなかった。本人の努力・才能と、撮影の妙だろう。

【5段階評価】4

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