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2019年5月 1日 (水)

(1873) ターザン REBORN

【監督】デビッド・イェーツ
【出演】アレクサンダー・スカルスガルド、マーゴット・ロビー、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・バルツ
【制作】2016年、アメリカ

コンゴを圧政から守るため、ターザンとして育った勇者が悪と闘うアクション作品。

ゴリラに育てられ、ターザンとして生きていた青年、ジョン・クレイトン(アレクサンダー・スカルスガルド)は、アメリカ人のウィリアムズ(サミュエル・L・ジャクソン)から、ベルギーがコンゴで奴隷制を敷こうとしているという話を聞き、妻のジェーン(マーゴット・ロビー)とともにコンゴに渡る。そこは、ゴリラに育てられたジョンが、学者の父とともにコンゴに来たジェーンと出会った地だった。彼らは集落に住む旧友と再会。そこにベルギー国王の密命を受けたレオン・ロム(クリストフ・バルツ)が軍を率いて現れ、酋長を撃ち殺し、ジョンとジェーンを連れ去ろうとする。ウィリアムズの奮闘により、ジョンは助け出されるが、ジェーンは連れ去られてしまう。ロムは、ジョンに恨みを持つ部族の長、ムボンガ(ジャイモン・フンスー)と、大量のダイヤモンドと引き換えに、ジョンを彼の元に連れてくるよう約束を交わしていたのだ。
ジョンはジェーンを救うため、仲間とともに旅に出る。途中、敵対していたゴリラのボスと一対一で戦い、敗北するものの、ジャングルを去ったことに対するけじめを付ける。ジェーンはロムの船から脱走し、ゴリラの集落に出くわす。ジェーンがゴリラに恭順の意を示しているところに、手下を率いたロムが現れる。ジェーンはゴリラに危害を加えないようにと頼んで大人しくロムに従うが、ロムの手下がゴリラに発砲。ジェーンの悲鳴を聞きつけたジョンは、その場に駆けつけ、ロムを追う。ロムはムボンガからダイヤモンドを受け取り、船に乗り込む。そこにジョンが現れる。ムボンガは、息子をジョンに殺された過去を持っていた。ムボンガの息子は、ジョンの育ての親である老いた雌ゴリラを弓矢で撃ち殺しており、それに怒って我を忘れたジョンがムボンガの息子を殺していたのだった。ジョンは、襲いかかるムボンガに、二人の共通の敵はロムだと説得。二人の戦いは収まる。ロムは、ジェーンとダイヤモンドを手に、ボマ港に向かう。ジョンは、動物たちを仲間にしてボマ港になだれ込む。ロムは船に逃げ込むが、ウィリアムズが機関銃を船に乱射。船は沈み始める。ロムは、追ってきたジョンを、装飾具で首を締め付ける技で船に縛り付けるが、ジョンはうなり声を出して仲間のワニを呼び寄せ、首の力で装飾具を切る。ロムは支えを失い、ワニの待つ水の中に引きずり込まれていく。ウィリアムはベルギー国王の横暴を暴き、コンゴの部族の平和は守られる。ジョンはジェーンとコンゴに住み続ける。やがてジェーンはジョンの子を産むのだった。

ゴリラに育てられた少年時代に焦点を当てるのではなく、街で暮らすようになったターザンが、再びジャングルに戻るという設定。過去と現在を行き来するというよくある話の展開で、設定がよく分からない序盤は若干とまどった。動物の動きなどはCG全開で、こうなるともう、アレクサンダー・スカルスガルドのシックスパックの肉体すら、もはやCGではないかと思えてしまう。ターザンを、アベンジャーズヒーロー並みの何でもありのキャラにせず、時には敵に捕まり、ゴリラとのタイマンには敗れる設定にしていたのはよかったものの、まあわりと普通の娯楽作品だった。

【5段階評価】3

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