(1777) マンマ・ミーア
【監督】フィリダ・ロイド
【出演】メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、アマンダ・サイフリッド
【制作】2008年、イギリス、アメリカ
シングルマザーのホテル経営者の女性と、その娘の結婚式に招待された娘の父親候補3人とが織りなす騒動を描いたミュージカル作品。
ギリシャのとある島で、20歳のソフィ(アマンダ・サイフリッド)は結婚式を挙げようとしていた。ソフィはシングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に育てられたが、自分の父親を知らなかった。彼女はドナの日記を盗み読み、3人の父親候補、サム・カーマイケル(ピアース・ブロスナン)、ハリー・ブライト(コリン・ファース)、ビル・アンダーソン(ステラン・スカルスガルド)を結婚式に招待する。
3人が来ていることを知ったドナは驚き、彼らを追い返そうとするが、ソフィが3人を引き留める。3人は3人とも、自分がソフィの父親だと思い込み、結婚式でのエスコートを申し出るが、ソフィがエスコート役に選んだのは、結局、ドナだった。
結婚式当日。ソフィとスカイ(ドミニク・クーパー)は結婚式を挙げようとするが、そこに3人の父親候補が名乗り出る。ソフィは彼らが3分の1ずつの父親だと考え、挙式を中止してしまう。手持ち無沙汰になる神父(ニール・バギー)だったが、サムがドナにプロポーズ。教会は急遽、二人の結婚を認める。その夜のパーティでは、ドナの仲間のロージー(ジュリー・ウォルターズ)がビルを射止め、ハリーも島の若い男性といい関係になるのだった。
ダンシング・クイーンが流れる序盤のシーンは楽しく、わくわくする。しかし、さすがに50代の男女の色恋沙汰は、明るいミュージカルとするには少々気味が悪く、ピアース・ブロスナンが愛を熱唱するシーンも、正直、観ていて辛いと言わざるを得ない。ババ専の地元民、ゲイのバンカー、一匹狼気取りの熟年男女のキスシーンなど、ぶっとんだ展開についていけるか。ダイバーシティ、LGBTをリアルに賛同できる人なら、本作を否定できないはず。自分は・・・、否定はしないがちょっとキツかった。
【5段階評価】4
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