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2018年8月19日 (日)

(1740) フレンチ・コネクション

【監督】ウィリアム・フリードキン
【出演】ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ、トニー・ロビアンコ
【制作】1971年、アメリカ

麻薬密輸事件を追う刑事とマフィアの死闘を描いた作品。第44回アカデミー賞作品賞受賞作品。

ニューヨーク市警のポパイことドイル刑事(ジーン・ハックマン)が、相棒のルソー(ロイ・シャイダー)とともに、マフィアの麻薬密輸事件を追う。証拠が不十分ななか、刑事の勘で捜査を進めようとするドイルに上司は手を焼くものの、盗聴の許可を裁判所から得るなど彼の捜査に協力する。
根気強い尾行調査を続けるも相手に感づかれ、黒幕のアラン・シャルニエ(フェルナンド・レイ)はなかなか尻尾を出さない。シャルニエは腹心ピエール・ニコリ(マルセル・ボズフィ)を使ってドイルを暗殺しようとするが、間一髪で逃れたドイルは、電車に逃げ込んで運転士を脅して逃げるニコリを車で執拗に追いかけ、前の車両に激突して停止した電車から逃げ出すニコリを返り討ちにする。
密輸に使われる車を絞り込んだドイルは、車を押収し、バラバラに解体してついに麻薬を発見。車をそのままシャルニエの協力者である車の所有者、アンリ・デブロー(フレデリック・ド・パスカル)に解体の痕跡を消して返却。ようやく取り引きを実現するシャルニエだったが、それを警察は待ち構えていた。取引現場の廃工場に逃げ込む一味をドイルらは包囲するが、シャルニエにはまんまと逃げられてしまうのだった。

実話に基づく作品。尾行シーンの描き方と、高架鉄道を車で追いかけるシーンが特に秀逸。ラストシーンでよく分からないうちに黒幕のシャルニエが逃走してしまうのが、ややしまりのないようにも思える。最後の銃声は何を暗示していたのだろう。続編があるので楽しみだ。

【5段階評価】4

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