(1731) ワーテルロー
【監督】セルゲーイ・ボンダルチューク
【出演】ロッド・スタイガー、クリストファー・プラマー
【制作】1970年、イタリア、ソ連
ワーテルローの戦いを描いた作品。ナポレオン(ロッド・スタイガー)率いるフランス軍とウェリントン公(クリストファー・プラマー)率いるイギリス軍との死闘を描く。
フランスを追放され、エルバ島に流されたナポレオンは、フランスに戻り、イギリス軍、ドイツ軍との戦いに挑む。激戦の地はワーテルロー。苦戦を強いられるフランス軍だったがイギリス軍の後退を機に盛り返す。しかし、ナポレオンが不在の間に深入りしすぎ、形勢は逆転。プロイセン軍がイギリス軍に加勢し、フランス軍は敗北する。兵士達とともに戦死することを覚悟するナポレオンだったが、側近により戦地から脱出することになるのだった。
大砲と銃、剣と槍の騎馬戦が中心で、戦闘機や戦車などは登場しないので、第二次世界大戦を描いた作品に比べると、地味な印象を持ちがちだが、CGのない時代、ものすごい数の兵士が登場する映像には、かなり迫力があった。激戦のあと、ウェリントン将軍が、「負け戦に次いで悲惨なのが勝ち戦である」と独白する言葉が胸を打つ作品。
【5段階評価】4
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