(1640) ドゥーマ
【監督】キャロル・バラード
【出演】アレクサンダー・ミハルトス、イーモン・ウォーカー、ホープ・デイビス、キャンベル・スコット
【制作】2005年、アメリカ
チーターと少年との友情と成長を描いた作品。
父親のピーター(キャンベル・スコット)と車で移動していたザン(アレクサンダー・ミハルトス)は、母親がライオンに襲われてしまった幼いチーターの子供を拾う。ザンはチーターにドゥーマと名付け、父親と育てる。やがてドゥーマは大きくなり、ピーターはザンに自然に帰そうと告げるが、父親は病に倒れ、帰らぬ人となる。
ザンは母親(ホープ・デイビス)とともに都会に移るが、自分もドゥーマも都会の生活になじめない。ザンは父に運転の仕方を教えてもらったサイドカーにドゥーマを乗せ、ドゥーマを帰す旅に出る。
ガス欠になり、残骸となった飛行機で夜をしのいでたザンは、黒人のリプクナ(イーモン・ウォーカー)に出会う。ザンはリプクナがドゥーマを売り飛ばそうと考えていると思い込み、一度はリプクナのもとから逃げる。しかし、密猟者の罠にかかったドゥーマと、猪に追われて気を失ったザンを救ったのは、リプクナだった。二人と一頭は旅を続けるが、人に被害を与える昆虫、ジジの大群に襲われ、リプクナはザンをかばって大量の虫にたかられてしまう。
衰弱したリプクナを見て、ザンは一人で集落に助けを求める。ドゥーマはその間にキャンプ地を離れ、仲間のチーターに出会う。集落の治療により、リプクナは助かる。ザンはドゥーマに最後の別れを告げ、母親の元に戻るのだった。
どうやって撮影したのか、と思うほど、ドゥーマとザンのやりとりは自然。両者のやりとりだけでなく、壮大な自然の映像や、登場する様々な動物も楽しい。ライオン、サル、キリン、ゾウ、バッファロー、ワニ、サル、ハイエナ、そしてジジ(虫)。こういうサービス精神は好きだ。チーターに分別がありすぎなのがやや現実味がないが、原作は絵本なので素直に楽しめばいいんだろう。
【5段階評価】4
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