(1580) ジョン・ウィック
【監督】チャド・スタエルスキー、デビッド・リーチ
【出演】キアヌ・リーブス、ミカエル・ニクビスト、アルフィー・アレン、ウィレム・デフォー
【制作】2014年、アメリカ
凄腕の暗殺者の復讐劇を描いた作品。主人公のガンアクションが特徴的。
ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、愛する妻ヘレン(ブリジット・モイナハン)を失う。残された愛犬と愛車のムスタングとともに、静かに暮らそうとしていた。ところがそこに、ムスタング狙いの強盗3人組が押し入り、ジョンに暴行を加え、犬を殺害して車を奪ってしまう。
強盗のリーダー、ヨセフ(アルフィー・アレン)は、車を解体屋に持っていくが、解体屋のオーナー、オーレリオ(ジョン・レグイザモ)は、ヨセフの依頼を受け付けないばかりか、ヨセフを殴り飛ばす。ヨセフは裏社会のボスである父親のビゴ・タラソフ(ミカエル・ニクビスト)に話をするが、ビゴもまた、ヨセフを殴りつける。ヨセフが相手にしたジョン・ウィックは、かつてビゴのもとにいた凄腕の殺し屋だった。ビゴはジョンに連絡を入れ、穏便に済ませようとするが、ジョンはそれを無視し、暗殺者としての自分に戻る。
ヨセフはジョンに暗殺者を送り込むが、ことごとく返り討ちにされる。ヨセフはジョンの友人のスナイパー、マーカス(ウィレム・デフォー)にもジョン暗殺を依頼。マーカスはその依頼を引き受けたふりをしながら、ジョンをサポートする。
ジョンはビゴの隠し資産を焼却するが、ビゴに拘束されてしまう。しかし、マーカスの助けによって拘束を逃れ、ビゴからヨセフの居場所を聞き出す。ついにジョンはヨセフを殺害する。
ビゴは最後の戦いをジョンに挑み、共倒れとなる。なんとか這い上がったジョンは、一匹の犬を檻から取り出し、連れ去るのだった。
敵の体を撃って動きを止め、脳天を撃ち抜くという一連のスピーディな動きが独特で、一見の価値がある。暗殺のアクションに焦点を当てた「ジェイソン・ボーン」シリーズとも通じるものがあった。ただ、本作の方が作り物感は強く、カーアクションやガンアクション以外の格闘は普通。ジェイソン・ボーンの方が生身の格闘の迫力が感じられた。それでも、暗殺者専用のホテルの存在など、面白い設定もあり、楽しい作品だった。
残念だったのは、今回放送したBSジャパンの「シネマクラッシュ」は、いつも字幕を用意しておらず、吹き替えか、字幕なしのオリジナル音声で観るか、の二択しかないところ。なんで字幕を用意しないのかなあ。
【5段階評価】3
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