(1414) ヒロイン失格
【監督】英勉
【出演】桐谷美玲、山﨑賢人、坂口健太郎、我妻三輪子、福田彩乃
【制作】2015年、日本
幸田もも子原作漫画の映画化作品。幼なじみともう一人の男の間で揺れる女子高生の恋の行方を描いている。
女子高生の松崎はとり(桐谷美玲)は、幼なじみの寺坂利太(山﨑賢人)が好きだったが、自分はヒロインだから焦って告白することはない、と友人の中島(福田彩乃)にうそぶいていた。ところが、不良に絡まれていた六角精児似の安達未帆(我妻三輪子)を利太が助けたことがきっかけで二人は付き合うことになってしまう。利太への思いで焦るはとりの前に、イケメンの同級生、弘光廣祐(坂口健太郎)が現れる。廣祐は冷めた恋愛感情の持ち主だったが、次第にはとりのことを本当に好きになっていく。
利太と廣祐との間で揺れるはとり。一度は利太に別れを告げられ、廣祐の気持ちを受け入れようとするはとりだったが、廣祐は優しく、本当に頭に浮かぶのは誰、と問いかける。利太もまた、自分を必要としてくれる未帆の思いを裏切りたくない気持ちを捨てきれずにいたが、未帆は優しく利太の本心を引き出す。はとりと利太は互いを好きだと確信し、はとりは廣祐に、利太は未帆に別れを告げる。二人は再会し、愛の口づけを交わすのだった。
序盤は典型的ラブコメで、B級の娯楽作品のように見ていたが、後半はぐっときた。泣けた。特に未帆の別れのシーンの切なさは、見ていてつらかった。この子が美人じゃないところが、配役としては絶妙だった。
【5段階評価】4
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