(1204) ゴジラ
【監督】本多猪四郎
【出演】宝田明、川内桃子、志村喬、平田昭彦
【制作】1954年、日本
言わずと知れた国産特撮映画、ゴジラの第1作。
水爆実験により、住む地を奪われたゴジラが地上に現れ、東京の市街地を破壊。政府はゴジラを退治しようとするが、科学者の山根博士(志村喬)は、それに反対。博士の娘の恵美子(川内桃子)は、研究者の芹沢(平田昭彦)が、水中の生物を死滅させる力を持つオキシジェン・デストロイヤーを開発していることを知り、恋人の尾形(宝田明)に伝える。恵美子と尾形は、人々がゴジラに殺戮される状況を伝えて、芹沢を説得。
尾形と芹沢は二人で海中に潜り、オキシジェン・デストロイヤーを起動させる。ゴジラは退治されるが、芹沢は責任を感じて自らの命を絶つ。山根博士は、これでゴジラが滅亡したとは思えないとつぶやくのだった。
原子力の脅威にさらされる現代社会にも通じるテーマで、見応えがあった。今回、デジタル・リマスター版として放映されており、映像の劣化も修正されていたので、見づらいということもなかった。
ミニチュアによる撮影だったり、ゴジラが吐くのが炎ではなく白い煙だったり、後年の作品に見劣りはするものの、昭和20年代の作品とは思えないできばえだった。ゴジラの顔はどんぐりまなこで、愛嬌があった。
【5段階評価】4
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