(1203) スーパーマン
【監督】リチャード・ドナー
【出演】クリストファー・リーブ、マーゴット・キダー、ジーン・ハックマン、マーロン・ブランド
【制作】1978年、アメリカ
誰もが知ってるアメコミ・ヒーロー、スーパーマンの実写化作品。
クリプトン星の科学者、ジョー=エル(マーロン・ブランド)は、星の滅亡を予測し、赤子の息子、カル=エルを地球に送り込む。老夫婦に拾われたカル=エルは、クラークと名付けられ、育てられる。育ての父親のジョナサン(グレン・フォード)を、18歳のときに失ったクラークは、マーサ(フィリス・サクスター)のもとを去り、北の地で実の父、ジョー=エルの声を聞く。彼は新聞社に入り、陰でヒーローとして活躍することになる。
同僚の記者、ロイス・レーン(マーゴット・キダー)に恋心を寄せるクラークは、ヘリコプターの事故で危機に陥った彼女を救うため、スーパーマンに変身。新聞社の編集長は、スーパーマンの記事を書くよう記者陣に発破をかける。クラークはスーパーマンに変身してロイスのもとを訪れ、彼女を空の旅に案内。ロイスはスーパーマンに恋心を抱く。
自分を天才と名乗る悪者、ルーサー(ジーン・ハックマン)は、ロサンゼルス東部の砂漠を大量に購入。ロサンゼルスをミサイルで消滅させて、自分の土地を高騰させる計画を立てる。ルーサーは、スーパーマンの力を奪う効果を持つ隕石を使ってスーパーマンを無力化し、計画を実行するが、ルーサーの仲間だったテシュマッカー(バレリー・ペリン)はスーパーマンを助ける。力を取り戻したスーパーマンは、発射された2発のミサイルのうち、一方は宇宙の彼方に飛ばすが、もう一方は着弾してしまう。現地近くにいたロイスの車が、地面の亀裂にはまり込み、スーパーマンが到着したときには彼女は死んでいた。悲しんだスーパーマンは、ジョー=エルの人類の歴史に干渉するな、という言葉を無視して地球の自転を逆転させ、時間を遡らせてロイスを救う。彼はルーサーと手下を刑務所に送り込むと、空へと飛び立っていくのだった。
クリストファー・リーブのハマリ役となったスーパーマン。超人的な活躍は観ていて楽しく、人々を危機から救ったり、悪者をやっつけるシーンは痛快。クリストファー・リーブ本人は、晩年、落馬事故で首から下が麻痺し、痛々しい姿となってしまったが、逆にこのことが、本作を伝説的な名作にしたとも言えるだろう。
【5段階評価】4
| 固定リンク
コメント