(1201) ツイスター
【監督】ヤン・デボン
【出演】ビル・パクストン、ヘレン・ハント
【制作】1996年、アメリカ
巨大竜巻の現象解明に挑む男女を描いた作品。
幼い頃、竜巻に父親を奪われたジョー(ヘレン・ハント)は、竜巻の現象を解明するための研究に没頭。夫のビル(ビル・パクストン)も竜巻の研究者だったが、彼は勝ち気なジョーとの離婚を決め、第一線を退いていた。ビルは、新しい恋人、メリッサ(ジェイミー・ガーツ)との結婚のため、ジョーから離婚届のサインをもらおうとするが、ジョーははぐらかし、ビルのアイディアで作成した、無数のセンサーを竜巻に吸い込ませて竜巻を観測する装置、ドロシーをビルに披露。そこに竜巻が発生した情報が届き、ジョーは仲間とともに現地に疾走。ビルもそれを追う。
そこには、ビルのアイディアを盗んで、資金力にものを言わせて手柄を立てようとするかつての研究仲間、ジョーナス(ケイリー・エルウィス)がいた。不敵なライバルに闘志を燃やすビルは、やがて離婚届のサインより、竜巻を追うことに夢中になりだす。危険を顧みず竜巻に立ち向かうビルとジョーの姿をみて、メリッサはついて行けない気持ちが高まり、ビルに別れを告げる。
ジョーの叔母の住む街が竜巻に襲われ、ジョーとビルは現地に駆けつける。手柄にはやるジョーナスは、二人の忠告を聞かずに無理矢理竜巻につっこみ、命を落とす。ジョーとビルは、風見鶏の羽根をヒントに改良したドロシーを使い、センサーを飛ばすことに成功。二人はふたたび、ともに生きていくことを決めるのだった。
竜巻の映像のすさまじい迫力がみもの。これだけでも、本作を観る価値は十分にある。竜巻に巻き込まれた牛が宙を舞うなど、印象的な映像で竜巻のすごさを表現している。
「プライベート・ライアン」のアパム役で印象的な役柄を演じたジェレミー・デイビスが、主人公チームのスタッフの一人として登場している。
【5段階評価】4
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