(1152) スティング
【監督】ジョージ・ロイ・ヒル
【出演】ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウ
【制作】1973年、アメリカ
知人を殺されたギャングに復讐する詐欺師たちの活躍を描いた作品。第46回アカデミー賞作品賞受賞作品。
詐欺師のフッカー(ロバート・レッドフォード)は、相棒のルーサー(ロバート・アール・ジョーンズ)と組んで、道行く男から大金をせしめるが、その男は、マフィアの稼いだ資金の運び屋だった。
悪徳刑事のスナイダー(チャールズ・ダーニング)は、口止め料をフッカーにせびるが、彼は偽札を渡して逃亡。しかし、仲間のルーサーは殺し屋に殺されてしまい、フッカーは、復讐を誓ってルーサーの昔の仲間、ゴンドーフ(ポール・ニューマン)を訪ねる。二人はマフィアのボス、ロネガン(ロバート・ショウ)をだまして大金をせしめる計画を立てる。
ロネガンがポーカー好きで、いかさまの技を持っているという情報を得たゴンドーフは、競馬のノミ屋の胴元のふりをして賭博の場に接近。ロネガンを上回るいかさまの手口で彼から大勝ち。彼の負け金の取り立て役をフッカーが担うが、彼はゴンドーフを裏切る役を演じて、ロネガンにもうけ話を持ちかける。
次第に話を信用するようになったロネガンは、とうとうゴンドーフの経営する馬券場で大金を投じて馬券を買う。それが外れた瞬間、FBIが乗り込んでくる。FBIを手引きをしたのがフッカーだと知ったゴンドーフは、逃げようとするフッカーを射殺。ゴンドーフもまた、FBIに射殺される。ロネガンは、金を取られた怒りをぶつける場所もなく、スナイダーとともに馬券場を立ち去る。
しかし、FBIの登場も、フッカーの裏切りも、全ては詐欺の一部だった。フッカーとゴンドーフは大勢の仲間とともに、勝利を分かち合うのだった。
最後のどんでん返しは観客をもダマして痛快。古典的な作品ながら、謎の女性殺し屋なども登場してテンポがよく、楽しい作品だった。
【5段階評価】4
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