(1141) うさぎドロップ
【監督】SABU
【出演】松山ケンイチ、芦田愛菜、香里奈、桐谷美玲
【制作】2011年、日本
宇仁田ゆみ原作漫画の劇場版。祖父の子を引き取って育てる青年と女の子の愛情を描く。
独身会社員の河地大吉(松山ケンイチ)は、祖父の葬儀の場で、一人の女の子、鹿賀りん(芦田愛菜)と出会う。その子は祖父の隠し子で、親戚一同は、その子を施設に入れようとするが、大吉は周囲の反対を押し切り、自分が引き取ると宣言する。妹のカズミ(桐谷美玲)に馬鹿にされながらも、保育所にりんを預け、子育てに奮闘する。
保育所には、憧れていたファッションモデルのシングルマザー、二谷ゆかり(香里奈)がおり、りんとゆかりの息子、コウキ(佐藤瑠生亮)は仲良しになり、大吉とゆかりの仲も接近する。
保育所で両親の絵を描く時間になったとき、コウキはりんを連れて保育所を脱走。コウキは、ゆかりから、父親は遠くで働いていると聞かされていたが、実際には死亡していることを知っていた。コウキは自分の父親の墓に行き、父に別れを告げようとしていたのだ。
りんがいなくなったと知った大吉は、仲間や家族とともに必死にりんを探す。やがて墓参りを終えて帰ってきたりんを、大吉は強く抱きしめる。二人はまた、仲良く暮らし始めるのだった。
人気俳優をこれでもかとつぎ込んだキャストには品がないが、内容はしっかりしていて楽しめた。保育園児の脱走劇という、事件としてはちっぽけな内容だが、お墓の前でりんとコウキが号泣するシーンは胸が熱くなった。
【5段階評価】4
| 固定リンク
コメント