(1135) 名探偵コナン 14番目の標的
【監督】こだま兼嗣
【出演】高山みなみ(声)、山崎和佳奈(声)、神谷明(声)、中尾隆聖(声)
【制作】1998年、日本
劇場版名探偵コナンシリーズ第2作。トランプのカードになぞらえて起きる連続殺人事件をコナンが追う。「名探偵コナン 時計じかけの摩天楼」の続編。
目暮警部(茶風林)や、毛利小五郎(神谷明)の妻、妃英理(高島雅羅)らが、命を狙われるという事件が起きる。被害者は小五郎にゆかりのある人物で、名前が数字にちなんでおり、トランプの13から順に被害を受けていた。そのため、犯人は、かつて小五郎に逮捕されて刑務所に入り、最近出所した元カードディーラー、村上丈(鈴木英一郎)と目された。
しかしコナン(高山みなみ)は、犯人が右利きであることから、左利きの村上が真犯人ではない、と看破。連続殺人の起き始めた海中レストランで推理を働かせ、犯人を暴く。
利き腕で犯人の目星を付ける、という辺りは使い古されているし、犯行の動機も伏線もなくいきなり明かされているので、謎解きとしては物足りない。とはいえ、コナンの超人的アクションが主体となりがちな後半の作品に比べると、謎解きに重点を置いており、ワクワク感はあった。
また、かつて射撃の名手である毛利小五郎が、妻を人質に取った犯人に向けて発砲し、妻を誤射してしまった事件の謎が明かされたり、同じ状況に蘭(山崎和佳奈)とコナンが立たされたときのコナンがどんな行動に出るか、といった興味がストーリーに織り込まれ、飽きさせない内容になっていた。
【5段階評価】4
| 固定リンク
コメント