(1069) ディパーテッド
【監督】マーティン・スコセッシ
【出演】レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ
【制作】2006年、アメリカ
香港映画、「インファナル・アフェア」のリメイク。第79回アカデミー賞作品賞受賞作品。
新人警官のビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、マフィアのボス、フランク・コステロ(ジャック・ニコルソン)の逮捕のため、クイーナン警部(マーティン・シーン)に、警官としての身分を隠した潜入捜査を命じられる。コステロは残虐非道な男で、ビリーは自分が警官であることがばれたら惨殺されるとおびえながら捜査を続ける。
一方、コステロもまた、警察内部にコリン・サリバン(マット・デイモン)を送り込んでいた。彼もまた、優秀な警官としての表の顔を持ちながら、コステロに捜査情報を流していた。
コステロは一味の中にスパイがいるという情報を得、警察もまた、内部にコステロの手先がいるという情報をつかむ。互いの疑心暗鬼が渦巻く中、とうとうクイーナンがコステロ一味に殺されてしまう。コステロ一味が持っているはずのメモ書きをサリバンが持っていたことから、ビリーはサリバンこそがコステロの送り込んだスパイであると気づき、彼を逮捕するが、彼は同僚の警官に頭を打ち抜かれて即死。その警官もまた、サリバン同様、コステロの手先だったのだ。しかし、サリバンはその同僚を撃ち殺し、自分が警官であるという嘘を貫き通す。
クイーナンとともにビリーの潜入捜査にかかわっていたディグナム(マーク・ウォールバーグ)は、サリバンの家に忍び込み、彼を射殺。クイーナンを殺された怨みを晴らすのだった。
容赦ない殺害シーンに迫力があり、緊迫した展開に手に汗握る作品。マット・デイモンとレオナルド・ディカプリオが、何となく似ているので、ときどき少し混乱した。ビリーが、精神科の女医に託した手紙の内容が、作品内で明らかにならなかったのが気になった。
【5段階評価】4
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