(1068) トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン
【監督】マイケル・ベイ
【出演】シャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン=ホワイリー、ピーター・カレン(声)
【制作】2011年、アメリカ
「トランスフォーマー」シリーズ第3作。
アポロ計画が、実は、月に落下した宇宙船探索が目的であり、その宇宙船が、トランスフォーマーの故郷、サイバトロン星から来たものだった、というのが序盤の見せ場。「アポロ13」に負けるとも劣らない特撮で月面のシーンを描いており、技術の進歩にも驚かされる。
オートボットとともに地球を救ったヒーローであるはずの青年、サム(シャイア・ラブーフ)だったが、就職には苦労しており、セクシーな彼女、カーリー(ロージー・ハンティントン=ホワイリー)に励まされていた。彼を抜擢した会社、アキュレッタ・システムズの社長、グールド(パトリック・デンプシー)は、カーリーを誘惑するなど、ことあるごとにサムを挑発。彼は実は、ディセプティコンの手先だった。
オプティマス・プライム(ピーター・カレン)たちは、自ら月に乗り込み、仲間のセンチネル・プライム(レナード・ニモイ)を助け出すが、彼はディセプティコンに寝返っていた。センチネルは、ディセプティコンのボス、メガトロン(ヒューゴ・ウィービング)とともに、転送装置を使って、地球にサイバトロン星を呼び寄せる計画を実行しようとしていた。サムは、オプティマスやバンブルビーたちとともに、強大なディセプティコン軍と激闘を繰り広げ、ディセプティコンの野望を阻止する。
1作目では、特撮がすごすぎて逆によく分からないという感想を持ったが、本作は、ここぞというときにスローモーションになり、じっくりと見せるという技法がとられ、見応えがあった。オートボットの活躍するシーンはもちろん、人や自動車のアクションシーンにも映像の迫力があり、CGだけを駆使した作品ではないところが、本作の面白さの理由の一つだろう。
【5段階評価】4
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