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2013年12月12日 (木)

(1064) リング

【監督】中田秀夫
【出演】松嶋菜々子、真田広之、中谷美紀
【制作】1998年、日本

鈴木光司原作小説、「リング」の映画化作品。次作は「らせん」(1998)、「リング2」(1999)。

呪いのビデオを見ると電話が鳴り、一週間後に死ぬという噂が流れ、そのビデオを見た少女、智子(竹内結子)が死亡。おばにあたる浅川玲子(松嶋菜々子)はテレビ局に勤めており、謎を究明するため、伊豆に向かい、そのビデオを見てしまう。彼女は、別れた夫の高山竜司(真田広之)にビデオを見せる。玲子は竜司と調査を進めるため、一人息子の陽一(大高力也)を父親(村松克己)に預けるが、その晩、玲子が寝ている隙に陽一がビデオを見てしまう。
やがて、かつて超能力を持ちながら偽物と非難されて自殺した山村志津子(雅子)という女性に、貞子という娘がおり、殺された彼女の怨念が、今回の事件の真相であることが判明。玲子は息子を救うため、竜司とともに貞子が突き落とされたという古井戸に向かう。井戸の水を掻き出して貞子の遺体を見つける二人。死亡するはずの時刻を過ぎても玲子は生きており、呪いは解けたと二人は安堵する。
ところが、くつろいでいた竜司の研究室のテレビに、突然古井戸が映し出され、中から貞子が出てくる。パニックになる竜司が後ずさると、突如、貞子は画面から這い出し、竜司にすさまじい怨念の視線を浴びせる。竜司は狂い死んでしまい、玲子はなぜ自分が助かったのかを自問する。そして、自分がビデオをダビングして竜司に見せていたことに気づく。このままでは息子が死んでしまうと悟った玲子は、ビデオをコピーし、父親のもとに向かうのだった。

ジャパニーズ・ホラーの先駆的作品。原作もなかなか面白かったが、テレビの画面からずるずると出てくる映画ならではの貞子の映像の衝撃はなかなかのもの。不安をあおるよどんだ海や空の色使いもよかった。
白い装束に顔が見えないほどの長い髪は、貞子の代名詞となったが、有名になりすぎて、ややコミカルな扱いを受け、安っぽくなってしまったのは残念なところ。

【5段階評価】4

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