(1004) 刑事物語2 りんごの詩
【監督】杉村六郎
【出演】武田鉄矢、酒井和歌子、園みどり、玉野叔史
【制作】1983年、日本
お人好しの刑事、片山元(はじめ)が主人公の作品、「刑事物語」シリーズの第二弾。
博多から青森に転任した片山(武田鉄矢)は、現金輸送車強盗事件の捜査で、手がかりとなるりんごの種の栽培を頼まれる。試験場に向かった片山は、石戸谷忍(園みどり)と愛し合うようになるが、彼女は試験場を襲った暴漢に反抗して命を落としてしまう。
片山は、いじめられっ子のたけし(玉野叔史)に蟷螂拳の手ほどきをするうち、母親の澄江(酒井和歌子)と親しくなるが、彼女の庭に紫の花をつけるりんごの木を見つけ、彼女こそが犯行グループの一味であることを知る。
澄江を逮捕しようとする片山に、たけしが刃向かう。片山は、「男は強くなければ、大好きな人はみんな遠くへ行ってしまうんだぞ! 」と叫び、容赦なくたけしを投げ飛ばす。片山は、たけしを施設に送り、旅立つのだった。
片山が「早く強くなれ! 」と叫びながら何度もたけしを投げ飛ばすシーンは見応えがある。ハンガーヌンチャクは本作でも登場。片山がたけしにハンガーをよこすよう要求し、たけしがプラスチック製のやわいハンガーを渡して、片山が「ちが~う! 木のやつ~! 」と叫ぶのは、名シーン。序盤に登場する園みどりもういういしくてよかった。バイクに追いすがって死んでしまうというのは、ちょっと安易だったが。
【5段階評価】4
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