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2012年10月 9日 (火)

(859) グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

【監督】ガス・バン・サント
【出演】マット・デイモン、ロビン・ウィリアムズ、ベン・アフレック、ミニー・ドライバー
【制作】1997年、アメリカ

天才的な数学的頭脳を持った青年と妻に先立たれた心理学者との交流を描いた作品。当時まだ無名だったマット・デイモンとベン・アフレックの二人が脚本を担当した。

肉体労働にいそしむ友人とつるんでいるウィル・ハンティング(マット・デイモン)は、MITで清掃の仕事をしていた。彼は天才的な数学的頭脳の持ち主で、ランボー教授(ステラン・スカルスゲールド)が廊下の黒板に掲示した難問を解いてしまう。驚いた教授は、ウィルの数学的才能を引き出そうとするが、彼は友人とけんか騒ぎを起こし、収監されていた。ウィルは幼少時代の虐待経験から心に傷を負っていた。ランボー教授は心理学者のショーン・マグワイヤ(ロビン・ウィリアムズ)に彼の心のケアを頼む。
最初は反発するウィルだったが、「おまえは悪くない」とただ繰り返すマグワイヤ教授についに心を開く。不仲になった恋人にも再会することを決意するのだった。

作品を見るまでは、ウィル・ハンティングが主人公の名前だとは知らなかったが、絶妙なダブル・ミーニングになっている。すばらしいウィル・ハンティングという意味と、グッド・ウィルのハンティング。後者は、心に傷を負ったウィル・ハンティングが、今まで気づくことのできなかった人々の好意、愛情を見つけ出す物語ということを意味するのだろう。
脚本を共同執筆したベン・アフレックは、登場回数はあまり多くないが、空き部屋となったウィルの部屋を見て嬉しそうにほほえむラストなど、要所で名演技を見せてくれている。

【5段階評価】4

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