(826) トイ・ストーリー3
【監督】リー・アンクリッチ
【出演】トム・ハンクス(声)、ティム・アレン(声)、ネッド・ビーティ(声)
【制作】2010年、アメリカ
「トイ・ストーリー」シリーズ第3作。「トイ・ストーリー2」の続編。
17歳になったアンディ(ジョン・モリス)は、大学に進学することとなり、おもちゃの処分を母親に命じられる。
アンディはウッディ(トム・ハンクス、唐沢寿明)を大学に持って行くことにし、他のおもちゃは屋根裏にしまおうとするが、母親がゴミと間違えて捨ててしまう。おもちゃたちは捨てられるぐらいなら、と、託児所に寄付される道を選び、彼らを救おうとしたウッディとともに、託児所サニー・サイドに送られる。
そこは紫色のクマのぬいぐるみ、ロッツォ(ネッド・ビーティ)がボスとなった階級社会になっていて、バズ(ティム・アレン、所ジョージ)らは年少の子供達から手荒い扱いを受ける。
彼らはウッディの協力により、ダストシュートを通って託児所を脱出しようとするが、ロッツォとともにゴミ収集車の中に落ちる。
ゴミを焼く炎の中に落ちていくことを覚悟し、互いに手を取り合うウッディたちだったが、3匹のエイリアンがクレーンで彼らを救い出し、無事にアンディのもとに戻る。
箱の中に捨てられたと思っていたおもちゃがあったことに気付いたアンディは、それを、おもちゃを大事にしている女の子、ボニー(エミリー・ハーン、諸星すみれ)にゆずることにする。
箱の中には、ウッディも入っていた。彼は大学に行くことより、仲間とともに暮らすことを選んだのだった。アンディは迷った挙げ句、ウッディもボニーに託すのだった。
アンディとウッディたちとの別れのシーンが感動的。焼却炉に落ち込んでいくときに、おもちゃたちが手を取り合って死を覚悟するシーンもよかった。5点にしてもいいぐらいだったが、ふと冷静になったときの世界観の狭さにちょっと点を下げた。
ピクサーアニメでは、作中のことば(本作だとタイトルや、おもちゃの取扱説明書、段ボールに書かれた「大学」の文字など)がローカライズされている。コアな映画ファンはオリジナルの言語で楽しみたいと思うかもしれないし、英語なら無理に変えなくてもかまわないが、子供向けの作品だから、こういうのは親切なこだわりなんだろう。「ウォーリー」にも、そういう気配りがところどころあった。
【5段階評価】4
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