(776) アンタッチャブル
【監督】ブライアン・デ・パルマ
【出演】ケビン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア
【制作】1987年、アメリカ
禁酒法時代のギャング、アル・カポネと財務省捜査官との戦いを描いた作品。
財務省捜査官のエリオット・ネス(ケビン・コスナー)は、腐敗に満ちたシカゴ警察で、ギャングのアル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)の逮捕に挑む。最初は失敗に終わるが、落ち込んでいたときに出会った初老の警官、ジム・マローン(ショーン・コネリー)を説得し、仲間にする。二人は新米刑事のジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)と、財務省経理課から派遣されたオスカー・ウォーレス(チャールズ・マーティン・スミス)とともに、一度踏み込めば戻れない、ギャング掃討の一歩を踏み出す。
郵便局や橋の上での密売現場を押さえ、手柄を挙げる4人だったが、刑事に変装した殺し屋が職場に入り込み、証人とオスカーが殺され、やがてマローンも殺害される。マローンは、死ぬ間際、駆けつけたネスに、アル・カポネの経理係の乗る列車を告げる。ネスはストーンと駅に向かい、激しい銃撃戦の末、経理係を確保する。
アル・カポネの裁判の傍聴人席に、拳銃を持った男がいたため、ネスはその男を取り調べる。男の持っていたマッチに、マローンの住所が書いてあったことから、この男が殺し屋だとネスは確信。男もばれたことに気付いて逃走するが、最後は怒りに燃えたネスの手により、ビルの屋上からたたき落とされて死亡する。
アル・カポネは、陪審員を買収し、無実を勝ち得ようとするが、それに気付いたネスは、裁判官に、あなたの名前もアル・カポネの不法取引のリストの中にあった、と脅し、陪審員を総入れ替えさせる。それによりアル・カポネは有罪となる。ネスのチームは解散となり、ネスはストーンと固い握手を交わして別れる。その手にはマローンの遺品のカギが握られていた。
駅の階段を落ちていく乳母車の転倒を防ぎながら、ネスとストーンがアル・カポネの手下と銃撃戦を繰り広げるシーンが印象的。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「ゴッドファーザー」シリーズの画面や雰囲気の暗さに比べて、比較的画面が明るいので、凄惨なアクションでありながらも、前向きな印象がある。
にしても、ロバート・デ・ニーロとかアンディ・ガルシアとか、ギャング映画ってキャストが偏るのだろうか。
【5段階評価】4
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