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2012年3月15日 (木)

(702) ラッシュアワー

【監督】ブレット・ラトナー
【出演】ジャッキー・チェン、クリス・タッカー
【制作】1998年、アメリカ

ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが香港とロスの刑事として共演したアクションコメディ。

ロスの中国総領事、ハン(ツィ・マー)の娘、スー・ヤン(ジュリア・スー)が誘拐される。ハンは、香港で活躍する敏腕刑事、リー(ジャッキー・チェン)を呼ぶが、FBIは縄張りの侵害をいやがり、ロス市警で問題ばかりを起こしている刑事、カーター(クリス・タッカー)をリーにあてがい、捜査の邪魔をされないようにしようとする。
しかしリーとカーターは事件に首を突っ込む。犯行の首謀者の名前がジュンタオであることを突き止めた二人は、根城となっている中華料理店に踏み込むが、そこは犯人が身代金の受け渡し現場に指定したところであり、犯人一味を取り逃がしてしまった二人は、結果的に身代金の受け渡しを妨害してしまう。実行犯のサン(ケン・レオン)は次の身代金の受け渡し場所として、中国博覧会の会場を指定する。
捜査の邪魔をし、スー・ヤンを危険に追い込んだことを反省したリーは、おとなしく自国に帰ろうとするが、そこにカーターが登場。二人で再び中国博覧会会場に潜入する。そこには、ハンの知人、トーマス・グリフィン(トム・ウィルキンソン)がいたが、彼こそがジュンタオだった。彼は中国の希少な歴史的遺物を収集していたが、それを政府に奪われたことを恨み、それを取り返そうと今回の犯行に及んでいたのだった。リーとカーターの活躍により、スー・ヤンは保護され、屋上からヘリで逃げようとしていたジュンタオは、リーの追撃によってホールの天井から落下し、命を落とす。リーも落下するが、カーターがとっさに天井からつるされた垂れ幕を使ってリーの命を救うのだった。

口ばっかりの黒人刑事とまじめな警官とのコンビの活躍という、異色ではあるが、ある意味では王道のバディもの。コメディ色が強いものの、シリアスなサスペンス性もそこそこあり、楽しめる作品だった。もっともジャッキー・チェンは、あまりこのシリーズを気に入ってはいないらしい。

【5段階評価】4

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