(621) ロッキー3
【監督】シルベスター・スタローン
【出演】シルベスター・スタローン、タリア・シャイア、ミスターT
【制作】1982年、アメリカ
「ロッキー」シリーズ第3作。
今回の相手は、若きヘビー級ボクサー、クラバー・ラング(ミスターT)。チャンピオンとして10度の防衛を果たし、チャリティ活動に精を出すロッキー(シルベスター・スタローン)だったが、彼が防衛を果たしたのは、トレーナーのミッキー(バージェス・メレディス)の対戦相手選びの妙にあった。クラバーの挑発を受け、彼との試合を決心するロッキーだったが、ミッキーはそれを止めた。ロッキーはミッキーを説得して試合に臨むが、試合直前、ミッキーは痛めていた心臓の発作で倒れ、セコンドにミッキーのいないロッキーは、クラバーにわずか2ラウンドで惨敗。ロッカールームに戻ったロッキーを待っていたのは、ミッキーの死だった。
そんなロッキーのもとに現れたのは、アポロ(カール・ウェザース)だった。アポロはロッキーを自分の育ったカリフォルニアに連れて行き、彼を再生させる。ロッキーの新たな決意の裏には、エイドリアン(タリア・シャイア)の力強い励ましがあった。
そしてクラバーとの再戦。クラバーの溢れる力を、アポロとの特訓によって華麗にかわす技術を手に入れたロッキーは、クラバーに好きなだけ打たせ、体力の消耗を待った後、渾身のパンチの連打により反撃。見事にクラバーを倒す。
ラストシーンは、アポロとロッキーのスパーリング。互いにパンチを繰り出したところで映画は終わる。
新しい敵が現れ、モチベーションを持てないロッキーが、やる気を取り戻して必死のトレーニングを積み、最後は敵を倒すというおなじみの展開。もはや水戸黄門的なお約束映画になりつつあるが、それでもやはり、試合のシーンは興奮する。エンディングもかっこいい。
【5段階評価】4
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