(591) アラジン
【監督】ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
【出演】スコット・ウェインガー(声)、リンダ・ラーキン(声)、ロビン・ウィリアムズ(声)
【制作】1992年、アメリカ
「アラジンと魔法のランプ」と「千夜一夜物語」を題材にしたディズニーアニメ。テーマ曲「ホール・ニュー・ワールド」が有名な作品。
砂漠都市、アグラバーに住む盗賊、アラジン(スコット・ウェインガー)は、お忍びで街に出てきた世間知らずの王女、ジャスミン(リンダ・ラーキン)と出会い、二人は互いを思い合うようになる。
アグラバーの王、サルタン(ダグラス・シール)の側近、ジャファー(ジョナサン・フリーマン)は、国を支配するため、王を催眠術にかけ、王女と結婚しようとする。
そんなとき、アラジンは魔法のランプを手に入れ、ランプの精、ジーニー(ロビン・ウィリアムズ)に出会う。ジーニーは願いを三つ叶えるとアラジンに告げる。アラジンはジャスミンに会うため、ジーニーに王子にしてもらうが、ジャファーに捕らえられ、海に沈められてしまう。おぼれそうになったところにジーニーが現れ、二つ目の願いとしてアラジンは救出される。しかし、ランプをジャファーに奪われる。
ジャファーは自分を国の支配者にしろとジーニーに願いを告げ、それを阻止しようとするアラジンとの対決となる。ジャファーの魔法の力は強大で、歯が立たなかったアラジンは、ジャファーに「おまえはジーニーより弱い」と挑発する。するとジャファーは自分をジーニーより強くしろと願い事を言い、ジーニーはジャファーを自分より強いレッドジーニーにする。
しかし、しょせんはランプの精。アラジンは取り出したランプにジャファーを封じ込め、砂漠の広がる地平線の彼方にランプを放り投げる。そしてアラジンは3つめの願いとして、ジーニーを自由にしてあげるのだった。
ミュージカル仕立てで楽しく、最後のジーニーを自由にしてあげるシーンでは、思わずホロリとさせられる。CGが随所に使われているのも特徴的。ただ、この手の映画を日本語版で見ると、挿入歌の歌詞がどうも字数的に無理があるというか、違和感を感じてしまうのが残念なところ。
なお、続編として「アラジン ジャファーの逆襲」、「アラジン完結編 盗賊王の伝説」があるが、いずれもホームビデオ作品となっている。
【5段階評価】4
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