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2011年8月 9日 (火)

(522) ブタがいた教室

【監督】前田哲
【出演】妻夫木聡、田畑智子、原田美枝子、大杉漣
【制作】2008年、日本

クラスでブタを飼うことで、命の尊さを学ばせようとした教師と、その生徒達を描いた作品。

小学校の6年2組を受け持つことになった新任教師の星(妻夫木聡)は、「クラスでブタを育て、最後に食べようと思います」と提案する。
好奇心から賛成した子供達だったが、ブタにPちゃんと名付けて育て始めると、情が移り、食べるのか、食べないのかの論争となる。
星は、自らの意見は控え、子供達の議論に任せるが、多数決の結果、「食肉センターに送る」と「3年生に引き継ぐ」のいずれも13票と、意見が分かれる。星は生徒達から最終投票を託され、悩んだ結果、食肉センターに送ることにする。

子供達が涙ながらに論争するシーンは、とても演技とは思えない迫力。監督はあえて子供達には台詞を与えず、本音で議論をさせていたとのことで、この作り方には頭が下がる。たかが一匹のブタであるが、涙なしには観られない感動作である。

【5段階評価】4

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コメント

ですよね~。
コメントありがとうございます。

投稿: 管理人 | 2011年8月17日 (水) 00:07

あのディベートのシーンは涙が止まらなかった。

投稿: Pちゃん | 2011年8月14日 (日) 00:28

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