(468) 天使と悪魔
【監督】ロン・ハワード
【出演】トム・ハンクス、アイェレット・ゾラー、ユアン・マクレガー
【制作】2009年、アメリカ
ダン・ブラウンの小説の映画化作品。日本でもベストセラーとなり、映画化された「ダ・ヴィンチ・コード」の続編である。
教皇が亡くなり、コンクラーベが始まろうとしたとき、四人の枢機卿が誘拐される。かつて宗教によって迫害された科学を信奉する秘密組織、イルミナティの犯行と目された。彼らは反物質を盗み、バチカンを壊滅させる規模の爆破予告を行う。
事件の謎を解くため、ロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)がバチカンに呼ばれる。彼はキリスト教に関するたぐいまれな知識を駆使して、反物質を研究する科学者、ビットリア(アイェレット・ゾラー)とともに事件を追うが、一人、また一人と枢機卿が殺害されていく。
枢機卿を殺害していた殺し屋は、雇い人の策略によって爆死してしまう。最後の犠牲者はカメルレンゴのパトリック・マッケンナ(ユアン・マクレガー)だと確信したラングドンは、マッケンナのもとに駆けつける。部屋からマッケンナのうめき声が聞こえ、ラングドンが警官とともに中に突入すると、敵対するリヒター(ステラン・スカルスガルド)が銃を持って彼の横に立っていた。マッケンナは「犯人はリヒターだ」と叫び、リヒターは警察に射殺される。
しかし、この部屋に設置されていた監視カメラを見ると、枢機卿の殺害を企てたのはマッケンナであった。全てを悟られたマッケンナは、油を浴びて焼身自殺するのだった。
迫力のある映像が魅力的な作品。実在する教会を使ってのロケは重厚感があり、映画らしい映画だった。最後のどんでん返しの演出は、少々盛り上がりに欠けた感もあったが、最初に見たときは、すっかりリヒターが真犯人だと思い込んでおり、まんまとだまされた。
トム・ハンクスをはじめ、「スター・ウォーズ/EPISODE1 ファントム・メナス」のユアン・マクレガーや、「グラスハウス」のステラン・スカルスガルド、「ナルニア国物語/第2章: カスピアン王子の角笛」のピエルフランチェスコ・ファビーノなど、俳優陣も豪華。
【5段階評価】4
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