(443) ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜
【監督】志水淳児
【出演】田中真弓(声)、大谷育江(声)、野沢雅子(声)
【制作】2008年、日本
「ONE PIECE」劇場版第9作。トニートニー・チョッパーが仲間になるエピソードを、原作とは多少異なる設定で映画化している。
海賊船で移動中のルフィ(田中真弓)たち。航海士のナミ(岡村明美)が高熱で倒れたため、近くの島に訪れる。島に唯一の医者、Dr.くれは(野沢雅子)はナミに治療を施す。Dr.くれはには弟子がいた。ヒトヒトの実を食べ、人間の能力を身につけたトナカイ、チョッパーだ。ルフィはチョッパーと一方的に仲良くなり、一緒に遊ぼうとする。
そんなとき、島を支配するワポル(島田敏)とその兄のムッシュール(みのもんた)が現れる。ワポルはバクバクの実を食べており、何でも食べてしまい、食べたものの能力を自らに取り込むことができる。また、ムッシュールはノコノコの実を食べており、10年に1度、猛毒の砲弾を体内から放出する能力を持っている。二人は、自分たちの城にDr.くれはが勝手に住んでいることに腹を立て、城の頂上にある旗を撃ち落とす。この旗は、チョッパーの育ての親、Dr.ヒルルクのものだった。怒るチョッパーだったが、海賊の魂であるドクロの旗を撃ち落としたことに対して、チョッパー以上に怒りを爆発させたのがルフィだった。ルフィはムッシュールに闘いを挑み、一度は毒の力で瀕死の状態になるが、ニコ・ロビンの解毒剤で復活すると、ワポルとムッシュールの合体した「ムッシュール・ワポル・キャノン」を、仲間とともに倒す。ルフィは強烈なわがままでチョッパーを仲間に誘い、チョッパーもDr.くれはに別れを告げ、ルフィ達と旅することを決意する。
ONE PIECEの楽しさ、アツい友情が荒削りな画風のアニメで描かれ、痛快な作品。チョッパーがルフィに誘われ、仲間になるシーンもよくて、感動の涙を誘う。ONE PIECEの映画の中でもおすすめの作品と言えるだろう。
【5段階評価】4
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