(440) ドラえもん のび太の恐竜
【監督】福富博
【出演】大山のぶ代(声)、小原乃梨子(声)、横沢啓子(声)
【制作】1980年、日本
ドラえもんの映画化作品第一弾。
ティラノサウルスの爪の化石を自慢するスネ夫(肝付兼太)。悔しがるのび太(小原乃梨子)は、恐竜を丸ごと見つけてやる、と宣言してしまう。のび太は、近所で穴を掘り、恐竜の卵の化石を見つける。タイムふろしきで1億年前に戻して温めると、フタバスズキリュウが孵る。
のび太を親だと思ってなつく恐竜に、のび太はピー助と名付け、飼うことにするが、大きくなりすぎ、近所で目撃情報が流れ始めたため、ドラえもん(大山のぶ代)とともに、タイムマシンで白亜紀に返すことにする。ところが、この恐竜を手に入れようとたくらむ恐竜ハンターが、タイムマシンで追いかけてくる。そのときの衝撃で、タイムマシンは白亜紀の日本ではなく、北米に到着してしまう。
タイムテレビで、ピー助が周りの恐竜にいじめられているのを見たのび太は、ドラえもんやジャイアン、スネ夫、しずかちゃんとともに、白亜紀に行く。しかし、タイムマシンは壊れてしまい、時間移動はできるが空間移動はできなくなってしまう。のび太たちは、やむなくタケコプターで移動を始める。タケコプターの調子が悪くなると、恐竜に桃太郎印のきびだんごを与え、なつかせて移動に利用したりもする。
しかし、移動しているところを恐竜ハンター達に襲われ、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃんは捉えられてしまう。のび太とドラえもんは三人を救うため、恐竜ハンターの秘密基地に潜入するが、恐竜を戦わせる闘技場におびき寄せられ、そこにティラノサウルスが放たれる。絶体絶命の危機と思われたが、襲ってきたのは、ドラえもんがきびだんごをあげたティラノサウルスだった。ドラえもんとのび太はティラノサウルスに乗って、恐竜ハンター達に逆襲する。そこにタイムパトロールも到着し、恐竜ハンター達は逮捕される。のび太たちはピー助を仲間のもとに返すと、タイムパトロールの船で日本に戻る。
移動する方法はほかにもあるだろう、と突っ込みたくなるところもあるが、恐竜に乗って移動したり、一緒に海で遊んだり、童心に返って楽しめる作品。不朽の名作だろう。
【5段階評価】4
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