(391) 宇宙戦争
【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】トム・クルーズ、ダコタ・ファニング
【制作】2005年、アメリカ
地球を侵略する宇宙人との闘いを描いたSF特撮もの。原作はSF作家の巨匠、H.G.ウェルズ。
港の荷役仕事をしているレイ(トム・クルーズ)は、離婚した妻から子供達を預かる。そのとき、にわかに暗雲が立ちこめ、地底から巨大な殺人マシンが這い出し、町を襲い始める。レイは息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)とレイチェル(ダコタ・ファニング)を連れて逃げる。
ロビーは、軍隊とともに殺戮マシンと戦おうとし、レイから離れてしまう。レイはレイチェルを連れて民家の地下に逃げ込む。そこにいたオグルビー(ティム・ロビンス)は二人を招き入れてくれるが、次第に正気を失い、大声で歌いながら穴を掘り始めたため、レイはオグルビーを葬る(映像では明確に示されてはいない)。
しかし、レイチェルとレイはマシンから伸びる触手に捉えられてしまう。そしてレイがマシンの母体に取り込まれようとしたとき、手榴弾を中に放り込んでマシンを爆破させ、何とか逃げ延びる。
翌日になると、なぜか宇宙人は弱って死んでいった。地球に存在する微生物に対する抵抗力がなかったせいだった。
特撮は極めてよくできていて、すばらしい迫力。ただ、原作が古典であるせいか、「宇宙戦争」とはなんともひねりのないタイトルだな、とは思う。
それにしても、どうしてもこれを観ていて思い起こしてしまうのは、2011年3月11日に起こった大地震と津波だ。あの悲惨な被害の前には、本作の宇宙戦争による被害など、しょせんは作り物。天災の恐ろしさをあらためて考えてしまった。
【5段階評価】4
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