(371) サウンド・オブ・ミュージック
【監督】ロバート・ワイズ
【出演】ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー
【制作】1965年、アメリカ
この歌を知らない人はいないでしょう、というほど有名な「ドレミの歌」が登場するミュージカル映画の名作。ほかにも、JR東海の「そうだ、京都、行こう」のCMでおなじみ(といっても全国CMではないが)の「私のお気に入り」も、この映画の挿入歌である。第38回アカデミー賞作品賞受賞作品。
修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は修道院一のおてんば娘。7人の子を持つオーストリア軍のトラップ大佐(クリストファー・プラマー)のもとに、家庭教師として赴任する。大佐は妻を亡くしてから、子供達に、歌も笑いもない厳しい生活を強いていた。マリアは大佐の教育に逆らい、子供たちに歌の楽しさを教え、本当は歌が好きなトラップ大佐も、ついに歌に目覚める。マリアとトラップ大佐は次第に惹かれ合い、結婚に至る。
幸せいっぱいの家族だったが、ドイツとオーストリアの合併のため、トラップ大佐はドイツに召致される。反ナチスのトラップ大佐は命令に背き、音楽会での合唱のあと、開場から脱走し、亡命に成功する。
1965年という昔の映画だが、今見ても古さを感じさせない。子供の頃から何度も聞いた「ドレミの歌」で、こんなに感動できるんだ、と新鮮な驚きがあった。
映画の前半、マリアの反抗的な態度に業を煮やしたトラップ大佐が、子供達の合唱を聴いて、思わずその輪の中に入るシーンは、感動的で思わずうるうるしてしまった。「天使にラブソングを・・・」でも思ったが、音楽の力はすごいな、と思う。
【5段階評価】4
| 固定リンク
コメント