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2011年2月18日 (金)

(356) ネバーランド

【監督】マーク・フォスター
【出演】ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット
【制作】2004年、アメリカ

ピーター・パンの物語が誕生するまでを描いた実話に基づく作品。

劇作家のジェームズ・マシュー・バリ(ジョニー・デップ)は、ある日、公園を散歩していて、4人兄弟を連れた未亡人、シルビア(ケイト・ウィンスレット)に出会う。ジェームズは子供たちと親しくなり、妻のメアリー(ラダ・ミッチェル)といる時間より、シルビアの家族といる時間の方が長くなっていく。
三男のピーターの心を開くため、ジェームズはピーターに芝居の脚本を書くことを教える。初めてピーター作の演劇を兄弟四人で行おうとしたとき、シルビアがひどく咳き込み、重い病気を持っていることが発覚する。
ジェームズはそれでもピーター・パンを書き上げる。孤児院の子供たちを招待し、劇場のあちこちにばらばらに座らせたことで、身分の高い紳士や貴婦人たちも、子供心に帰ったように演劇を楽しみ、芝居は大成功を収める。初日の様子を見に来た妻のメアリーは、芝居の成功を祝いつつも、夫との別れを決意する。
シルビアは、その日も体調を崩し、劇場に来ることはできなかったが、ピーターだけは芝居を見に来ることができた。
時の人となったジェームズは、ある日、シルビアの家に劇団員を連れて行き、ピーターパンの芝居を行う。それまでジェームズの存在を疎んじていた、シルビアの母、モーリエ婦人(ジュリー・クリスティ)も、芝居に感動する。そしてジェームズは、いつかネバーランドを見せてあげると言ったシルビアとの約束を果たす。
シルビアは亡くなるが、遺言で、息子たちの後見人として、ジェームズとモーリエ婦人を指名していた。ジェームズはピーターに、想像の力があればいつでも母親に会えるとはげまし、優しく抱き寄せる。

前半はちょっとかったるいところもあるが、後半に大きな感動が押し寄せる。なかなかよい映画だった。

【5段階評価】4

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藤丸です。関東では春一番ですか、早いですね〜。もう冬も終わりですか。あと何回季節を楽しめるのでしょう。若い頃は時間をもてあますけど、時間の大切さを知った頃は手遅れ。時間の大切を知った後、30回も季節を楽しんだら、人生は本当に終焉を迎えます。30回なんて直ぐですよね。というようなセリフが『ランブルフィッシュ』という映画にありました。うろ覚えですけども。100歳まで健康に生きれたらラッキーですよね。長生き�... [続きを読む]

受信: 2011年2月26日 (土) 19:08

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