(284) 2012
【監督】ローランド・エメリッヒ
【出演】ジョン・キューザック、アマンダ・ピート
【制作】2009年、アメリカ・カナダ
災害映画の巨匠、ローランド・エメリッヒのパニック映画。
映像の迫力は、相当すばらしい。想像を超えた地割れが起き、ロスの街がみるみる崩れ落ちていく。売れないSF作家のジャクソン(ジョン・キューザック)は、偶然、地球に訪れる大災害の予兆に気づき、離婚した元妻のケイト(アマンダ・ピート)とその夫、二人の子供を連れ、政府高官や超富裕層が乗ろうとしている箱船に乗り込もうとする。
ジャクソン達の乗った車や飛行機が、迫り来る地割れや崩壊する町並みから逃れる映像は、すさまじい迫力と作り込みがなされていて、これぞ映画というスペクタクルを感じさせる。
ところが、前半の災害の迫力に比べ、後半は、人々が災害に巻き込まれると言うよりも、歯車に主人公達の使っていた道具が挟まってしまって、船に浸水した水で溺死しそうになったり、箱船に乗り込もうと駆け込んだ人たちが乗り場から落下したり、死ぬ理由が災害とあまり関係なくなってしまう。監督のアイディアがちょっと枯渇したのかな、と心配になる尻すぼみ感であった。
【5段階評価】4
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