(128) 蒲田行進曲
【監督】深作欣二
【出演】平田満、松坂慶子、風間杜夫
【制作】1982年、日本
これぞ近代日本活劇という金字塔的作品。
落ち目の主役俳優、銀四郎(風間杜夫)が子分のヤス(平田満)に、自分がはらませた女、小夏(松坂慶子)を押し付ける。ヤスは小夏との暮らしの生計を立てるため、斬られ役やビルからの飛び降りスタントなど、危険な役を受け続ける。そしてついに、銀四郎の主演映画の目玉である高さ10メートルの階段落ちを引き受ける。
登場する人物が個性的かつ魅力的。芝居っぽいといえば芝居っぽいのだが、「野獣死すべし」や「蘇える金狼」の芝居っぽさとは違って、せりふまわしや動きが小気味いい。これぞプロの役者というところ。銀四郎なんかは、かなりイヤなヤツなのだが、人物像としてはとても魅力的なので、ついつい見入ってしまう。
ちなみに、今回見たテレビ版では、銀四郎がヤスの部屋に小夏を連れて来て、小夏を押し倒しておっぱいをもみながら、「ヤス、見てろって言ったろ!」と叫ぶシーンはカットされていた。小夏の哀しさが浮き立つシーンでもあるし、見られなかったのは残念。
【5段階評価】5
NHK BSプレミアムでは松坂慶子のおっぱいシーンもしっかり放映。NHKあなどれません。
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