(113) ゲロッパ!
【監督】井筒和幸
【出演】西田敏行、常盤貴子、山本太郎
【制作】2003年、日本
これまた井筒監督の作品。投獄を目前に控えたやくざの親分が、むかし生き別れた娘との再会を願い、一方で、大ファンであるジェームス・ブラウンに会わせようと子分等が奮闘するというどたばたを描いたコメディ。
やくざの親分を西田敏行が演じている。この人は、「四日間の奇蹟」や「相棒 劇場版」でもいい演技を披露していたが、この映画でも、とても難しい役どころを器用に演じている。尊敬してやまない名優だ。
話としては、冒頭に書いたようなドタバタ喜劇であるが、展開や登場する役者の意外性などがあって飽きさせず、素直に楽しめた。ジェームス・ブラウンのそっくりさんが登場しないところで親分が出てきて、英語の口上をまくしたてるところは小気味いいし、その後のなりきりジェームス・ブラウンもほほえましく、感動的。最後、父親を認めようとしなかった娘(常盤貴子)との抱擁シーンでもうるうるした。
ちなみに、この映画で一番おいしいのは、常盤貴子のおっぱいにちょんっと触る山本太郎だったりする。
【5段階評価】4
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