(96) 父親たちの星条旗
【監督】クリント・イーストウッド
【出演】ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ
【制作】2006年、アメリカ
太平洋戦争で、アメリカの日本攻略の拠点となった硫黄島の戦い。この硫黄島の擂鉢山(すりばちやま)に米兵が星条旗を立てた写真は、厭戦感のただようアメリカの世相を大いに奮い立たせた。これに目を付けたアメリカ政府は、この写真に写っている兵士を本国に呼び戻し、国債販売促進のキャンペーンに使おうとする。しかし、実はこの写真に映っている星条旗は、擂鉢山に最初に立てられた旗ではなく、しかも、呼び戻された三人自体、写真に収まっている兵士の中から正確に選ばれた者ではなかった。彼らが戦場で見た真実を、その息子が探るという形で、映画は展開する。
戦闘シーンは、「プライベート・ライアン」のノルマンディ上陸作戦シーンを彷彿とさせる。銃弾が当たって血を噴いて倒れる兵士、砲撃で吹っ飛ぶ首など、熾烈な映像が展開する。スティーブン・スピルバーグが制作に関わっていることが影響しているのだろう。
ただ、戦闘以外のシーンが多いので、ちょっと退屈かも。
【5段階評価】4
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