(61) TAXI NY
【監督】ティム・ストーリー
【出演】クイーン・ラティファ、ジミー・ファロン
【制作】2004年、アメリカ、フランス
良質なカー・アクション・ムービー。主役のベルを演じるのが、太めな黒人女性、クイーン・ラティファであるという点が特徴的だが、こんな人、もしかするといるかも、と感じさせ、無理なく役どころを演じている。
車の運転がからっきしな刑事、ウォッシュバーン(ジミー・ファロン)が偶然、ベルのタクシーを捕まえて銀行強盗の現場に向かったことから、奇妙な2人組の活躍が始まる。敵役の銀行強盗がスーパーモデル並の美貌をもった女性集団で、警官の包囲網を楽々と突破したり、ベルのタクシーはボタン一つでスーパーカーに変化する改造が施されていたりと、設定はいかにも娯楽映画的ではあるが、カーチェイスのシーンは、非常にできがよく、楽しめる。クライマックスで、高架のハイウェイをジャンプするシーンは、「スピード」に似ていたが、痛快。
犯人が怒りにまかせて放った銃弾がベルの肩に当たるが、ウォッシュバーンが苦手だった運転を克服し、ベルを救うために病院まで車を走らせるシーンもよかった。
【5段階評価】4
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