(3002) nijiko
【監督】徳井義実
【出演】徳井義実、川島邦裕、友近、博多大吉、小杉竜一
【制作】2007年、日本
寿司をアートにする女性の奮闘ぶりを描いた作品。
路上パフォーマンスで、寿司を食べ物ではなくアートとして売る女性、川向(かわむかい)虹子(徳井義実)。恋人(博多大吉)に愛想を尽かされ、衛生局の職員(小杉竜一)ににらまれながらも、海外のプロデューサー(ポール・サリー)に見出され、有名になる。しかし虹子の思いは暴走し、ついに彼女自身、爆発したかのように消失してしまうのだった。
有名な芸人が出ているということ以外、見所はなく、全く面白くなかった。徳井義実は映画監督に向いてない、としか言いようがない。途中で、画面が暗転し、棒読みのような読み間違えまくりのナレーションが入るところも、内輪受けしたかのような失笑が漏れるのだが、観ている側としては何にも面白くなく、映画を馬鹿にしているのか、と逆に腹が立ってくる。「大日本人」(2007)同様、監督のお笑い芸人としてのセンスは一流であっても、その才能を映画にぶつけると、いいものができるとは全く限らないということを再認識させる作品だった。
【5段階評価】1
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