評価3の映画

2020年8月12日 (水)

(2142) 山猫は眠らない3 決別の照準

【監督】P・J・ピース
【出演】トム・ベレンジャー、バイロン・マン、ジョン・ドーマン、ジーネッタ・アーネット
【制作】2004年、アメリカ

米軍の狙撃兵が、命の恩人である戦友の暗殺に挑む。「山猫は眠らない2 狙撃手の掟」の続編。

米軍のベテラン狙撃兵、トーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は、ベトナム戦争で亡くなった戦友、ポール・フィネガン(ジョン・ドーマン)の息子の結婚式に招かれる。未亡人のシドニー(ジーネッタ・アーネット)とは互いを意識しつつも、距離を縮められずにいた。そんなトーマスに、NSAのエイブリー副長官(デニス・アーント)から、ベトナムでテロに加担しているフィネガン暗殺の極秘指令が下る。フィネガンは生きていたのだ。ベケットは悩みつつも承諾し、ベトナムに渡る。現地の連絡員は、表向きはベトナムの警察官として働いているクアン(バイロン・マン)。二人は協力してフィネガンの暗殺を計画。ベケットは建物の屋上から狙撃を実行するが、弾は外れてしまう。すると何者かがベケットを銃撃。ベケットは何とか返り討ちにするが、現地警察に逮捕されてしまう。投獄されたベケットはフィネガンと再会する。彼は悪の道に染まっていた。ベケットは移送されることになるが、警察署が爆破され、ベケットは脱出する。ベケットはクアンを呼び出し、フィネガンが潜伏していると思われる地下壕に向かう。フィネガンは10代の若者を大勢率いた地下帝国を築いていた。足を滑らせたクアンがフィネガンの手下に捕まってしまう。クアンは若者に銃を突きつけられ、フィネガンはクアンを盾にして銃を向けるベケットから身を隠す。フィネガンは、ベトナム戦争時代、エイブリー、そして次期大統領候補のジョン・ゲイリー上院議員とともにドラッグと人間狩りに溺れ、9人を殺害し、同行していたAPカメラマンを口封じのために殺したことを告白。エイブリーとゲイリーは、フィネガンとベケットを二人とも亡き者にしようと画策していたのだ。ベケットは、クアンに銃を向けている若者の手の甲を撃つ。若者の手は反動でクアンから逸れ、背後にいるフィネガンの脳天に向けて引き金を撃ってしまう。フィネガンは即死。若者達は、自分たちを支配するコブラを倒したマングースだとベケットを崇める。ベケットは無事にその場を去り、米軍ヘリに救出されるのだった。

本作も、現地民は現地語でやりとりし、リアリティを追求しながら、ちょっとしたどんでん返しを交えたストーリーに、派手すぎず地味すぎずの展開が心地よい。クライマックスでのフィネガンの仕留め方や、緊迫した場面でのフィネガンの独白はいかにも映画的ではあるが、実際、映画なんだから仕方がない。「山猫は眠らない」。評価4をつけるには至っていないが、結構面白いシリーズだ。

【5段階評価】3

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2020年8月11日 (火)

(2141) 山猫は眠らない2 狙撃手の掟

【監督】クレイグ・R・バクスレー
【出演】トム・ベレンジャー、ボキーム・ウッドバイン、エリカ・マロジャーン、タマス・プスカ
【制作】2002年、アメリカ

退役したベテラン狙撃手の極秘任務を描いたアクション作品。「山猫は眠らない」の続編。

退役した元米軍狙撃兵のトーマス・ベケット(トム・ベレンジャー)は、バルカン半島でイスラム教徒を殺害して民族浄化を企むバルストリア将軍の暗殺を依頼される。ベケットは元の階級に戻してもらうことを条件に任務を引き受ける。彼は腕のいい観測手を求め、選ばれたのは死刑囚の元狙撃手、ジェイク・コール(ボキーム・ウッドバイン)だった。二人は現地に飛び、協力者のソフィア(エリカ・マロジャーン)からターゲットの写真と武器を入手。二人は無事に任務を終え、追っ手から逃げるが、なぜかコールはベケットの指示を無視して敵軍に捕らわれてしまう。ベケットはソフィアのもとに戻り、コールの救出に向かう。拷問を受けていたコールは別の施設に移送されることになるが、ソフィアは二人の兄弟とベケットとともに護送車を襲い、コールを救出。コールはなぜか、パベル(タマス・プスカ)という囚人を連れてくる。ベケットは驚くが、実は重要な極秘任務を負っているのはコールの方で、ベケットの暗殺任務はその前座だった。コールはわざと軍に捕らえられ、パベルを連れて亡命させようとしていたのだった。ベケットはコールと協力してパベルを救出するため、ヘリコプターとの合流地点に向かう。そこには敵軍はスナイパーが待ち伏せしており、コールはパベルを守ろうとして胸を撃たれてしまう。ベケットはスナイパーを返り討ちにし、コールとパベルとともにヘリに乗り込むが、コールは「自由だ」と言い残して息を引き取るのだった。

前作のジャングル戦に対して、本作は市街戦が中心。爆破シーンなど派手な演出があるが、敵の弾の当たらないスーパーヒーローが雑魚をじゃんじゃんやっつけるという痛快おバカアクションではなく、ストーリーのひねりもあって、なかなか面白かった。現地人は現地語でやりとりするなど、リアリティを追求している点もよかった。
一方、クライマックスでコールが撃たれる必然性の薄さと、ベケットが結局どういう作戦で敵スナイパーを倒したのかがよくわからなかった点は残念。

【5段階評価】3

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2020年8月10日 (月)

(2140) 山猫は眠らない

【監督】ルイス・ロッサ
【出演】トム・ベレンジャー、ビリー・ゼイン、フレデリック・ミラグリオッタ、ケン・ラドリー
【制作】1993年、アメリカ

米軍のベテラン狙撃兵と若いエリート兵士の極秘任務を描いたアクション映画。

ジャングルを知り尽くした米軍のベテラン狙撃兵、トーマス・ベケット特務曹長は、戦地で相棒のパピッチ伍長(エイデン・ヤング)を失う。ベケットは新たな仲間として、エリート兵士のリチャード・ミラーと組むことになる。彼らはパナマのアルバレス将軍(フレデリック・ミラグリオッタ)の暗殺の密命を受け、ジャングルを抜けて将軍の隠れ家の大農場を目指す。パピッチを奪ったスナイパーを退け、大農場にたどり着いた二人は、二手に分かれてチャンスをうかがうが、ミラーが敵の一人に気づかれ、ベケットはやむなくその敵を倒しに向かう。ミラーはアルバレス将軍を支援する麻薬王オチョアの暗殺に成功。敵の部隊が逆襲するが、ミラーとベケットはなんとかジャングルに逃げ込む。ベケットは将軍の暗殺に戻るとミラーに告げるが、ミラーは恐怖からベケットに逆らい、彼を殺そうとする。弾の尽きたミラーは膝を突く。失意で空笑いをするミラーにベケットが歩み寄るが、そこを敵に囲まれる。ベケットはミラーを逃がして応戦するが、敵に囲まれ、捕虜となってしまう。
その夜、アルバレス将軍に取り入っているシルハーノ(ケン・ラドリー)は、ベケットの右手の人差し指にワイヤーを巻いてねじ上げ、拷問する。ミラーは農場に忍び込み、将軍をナイフで刺殺すると、残った一発の銃弾でシルハーノを仕留め、ベケットとともに農場を脱出し、ヘリに救出されるのだった。

雑魚キャラとの派手な銃撃戦や爆破シーンで盛り上げるような大味な作品ではなく、狙撃が中心なので、戦闘シーンの緊張感はそれなりのもの。銃弾が空気を切り裂く独特の映像が随所に入っていた。午後のロードショーが「山猫は眠らない」シリーズ8作目の公開に会わせて過去7作を一挙放送するので、ビンジウォッチングしてみるつもり。一部の作品はアメリカでは劇場未公開だったりするみたいだが。
ビリー・ゼインは、「タイタニック」の悪役キャル・ホックリーで有名。

【5段階評価】3

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2020年8月 8日 (土)

(2138) フライト・ゲーム

【監督】ジャウム・コレット=セラ
【出演】リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ミシェル・ドッカリー、ネイト・パーカー、スクート・マクネイリー
【制作】2014年、アメリカ、フランス

航空機で起きる連続殺人に巻き込まれる航空保安官の活躍を描いたアクションサスペンス作品。

航空保安官のビル・マークス(リーアム・ニーソン)は乗客として国際線の飛行機に乗り込むが、彼の業務用の携帯端末に、20分以内に1億5,000万ドルを指定口座に振り込まないと乗客を殺すというメッセージが入る。ビルは隣に座っていた女性、ジェン(ジュリアン・ムーア)に協力を要請し、携帯を操作している人物を探そうとする。もう一人の保安官ジャック・ハモンド(アンソン・マウント)が怪しげな動きでトイレに入ろうとしたため、ビルがトイレに押し入ると、ジャックはビルに銃を向けてくる。ビルはジャックと格闘の末、首を折って彼を殺害する。ジャックの荷物から覚醒剤が見つかる。続いてパイロットが毒殺される。ビルは、ビジネス客の一人、ザック・ホワイト(ネイト・パーカー)が、メールの送信端末にウィルスを送り込むことでメールを受信したときにマナーモードが解除され音を鳴らすことができるという話を聞き、彼にその作業を依頼。音が鳴った携帯を持っていた男を問い詰めるが、男は自分の持ち物ではないと主張すると、突如苦しみだし、パイロットと同じように泡を吹いて死んでしまう。
機内に流れるニュースでは、ビルが元警官だったが精神的な疾患で退職しており、ハイジャックをしているということが報道され、乗客に不安が広がる。ジャックの覚醒剤のパックには爆弾が仕込まれていた。ビルは、飛行機の高度を8,000フィートまで下げ、飛行機の後部で爆発を起こして被害を最小限に抑える手段に出る。ビルは、乗客の一人が機内を撮影した動画から、ビルが怪しいとにらんで拘束したトム・ボーウェン(スクート・マクネイリー)が、機内を移動する際、三人目の被害者の胸元にビルにメッセージを送った携帯を偲ばせていることを発見。と同時に、トムが乗客の一人に銃を突きつけて正体を現す。彼は、過去のハイジャック事故で父親を亡くしており、アメリカの航空保安の甘さを世の中に知らしめるため、この事件を起こしていた。ザック・ホワイトは共犯者だったが、トムが自らの死を覚悟していたのに対して、ザックはそうではなかったため、トムは生き残るために時限爆弾を解除しようとしたザックを銃で撃つ。ビルは急降下を始めた航空機の混乱の中でトムを射殺。副操縦士はバック段によって後部が吹き飛んだ機体を何とか着陸させ、事件は無事に解決するのだった。

推理ドラマの様相を示しつつ、犯人は誰でもあり得るという、アクション主体の内容。主人公が絶望的な状況に追い込まれながらも、乗客は基本的に協力的だったり、飛行機のシーンもCG感が見え見えで、主人公に気づかれないようにメールを打ったからくり、片腕を主人公に拘束された状態のトムがどうやって他の乗客の内ポケットに携帯を忍ばせたかの説明に納得感がなく、盛り上がりとしては今ひとつだった。同じジャウム・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演のコンビの「トレイン・ミッション」も、魅力的で壮大な謎を提示しておきながら、謎解きが大味で今ひとつだったのだが、本作はそれよりはましではあったものの、概して似た印象の作品だった。

【5段階評価】3

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2020年8月 7日 (金)

(2137) トリプルX

【監督】ロブ・コーエン
【出演】ビン・ディーゼル、サミュエル・L・ジャクソン、アーシア・アルジェント、マートン・チョーカシュ
【制作】2002年、アメリカ

世界を生物兵器で混乱に陥れようとする悪党と戦う男の活躍を描いたアクション作品。

Xスポーツの達人、ザンダー・ケイジ(ビン・ディーゼル)は、運動能力を買われてアメリカNSA(国家安全保障局)のギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)に雇われ、スパイとしてプラハに拠点を構えるヨーギのもとに送り込まれる。ヨーギはロシアの科学者に生物兵器を製造させ、世界を混乱に陥れようとしていた。ヨーギと行動を共にする美女イレーナ(アーシア・アルジェント)はロシアの潜入捜査員で、ザンダーに協力。ザンダーは正体がばれ、殺されそうになったところにNSAの部隊が突入。ザンダーはヨーギを倒すと、生物兵器を積んだ小型ソーラー潜水艦に飛び移って兵器を無力化。正式にNSAのエージェントとなるのだった。

いかにもアクション映画という、現実味も脈絡もない派手さだけを追及した娯楽作品。雪山での疾走やクラシックスポーツカーと平気のギミックの組み合わせなど、007シリーズを彷彿とさせる部分があるが、なだれのシーンはいかにもCGだし、潜水艦にパラセーリングで飛び移るシーンも、ほかにいくらでもやりようがあるだろうというバカバカしさ。同じロブ・コーエン監督作品でも「ワイルド・ストーム」はけっこう面白かったが、本作は有名どころが出演している割に、バカバカしさの方がアクションシーンの面白さを上回っていた。

【5段階評価】3

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2020年8月 5日 (水)

(2135) 伊豆の踊子

【監督】西川克己
【出演】山口百恵、三浦友和、中山仁、一の宮あつ子、佐藤友美、石川さゆり、浦辺粂子
【制作】1974年、日本

川端康成の小説の映画化作品。書生と踊り子の叶わぬ恋を描いている。

書生の川島(三浦友和)は下田に向かう道中、旅芸人と遭遇。その中にいる若い踊り子、かおる(山口百恵)を見初める。川島は旅芸人と道中をともにし、無邪気なかおるに好意を持つようになる。かおるも川島に憧れの感情を抱くようになり、下田で川島に活動に連れて行ってもらう約束をするが、一座を仕切るのぶ(一の宮あつ子)は身分の違う二人がともになることはできないと考え、お座敷の仕事を入れてしまう。かおるは活動に行けなくなり、川島は翌日に東京に発つことを告げる。翌日、見送りに来たかおるは船上の川島に手を振り、それに気づいた川島は涙を浮かべながらかおるに「おーい」と叫び続けるのだった。

のちに夫婦となる三浦友和と山口百恵の初共演作品。当時15歳の山口百恵の初々しさと、22歳で超美男子の三浦友和をただただ愛でるのが、正しい鑑賞方法だろう。90分弱と比較的短めなので、原作の内容を知りたい人にもお勧め。

【5段階評価】3

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2020年8月 1日 (土)

(2131) 老人と海

【監督】ジョン・スタージェス
【出演】スペンサー・トレイシー、フェリッペ・パゾス、ドン・ダイアモンド
【制作】1958年、アメリカ

アーネスト・ヘミングウェイの名作小説を映画化した作品。巨大カジキと戦う老いた漁師と、漁師を慕う少年を描いている。

キューバのサンチャゴ(スペンサー・トレイシー)は、小舟で漁をする貧乏な老漁師。少年(フェリッペ・パゾス)は老人の面倒を見ながらともに漁をすることを願っている。少年が見守る中、漁に出たサンチャゴは、沖で巨大な引きを感じ、3日がかりで巨大なカジキを仕留める。船に乗るサイズではなかったため、サンチャゴは船の横にカジキをくくりつけるが、帰路でサメの攻撃に遭う。サンチャゴは銛やオールにナイフを結びつけた即席の武器でサメを追い払おうとするが、多勢に無勢。次第にサンチャゴは何と戦っているのかも分からない状態となり、完全な敗北を味わう。サンチャゴが街に戻ったときには、カジキは無残な骨ばかりの姿になってしまう。
それでも巨大カジキの背骨に街の人は驚き、食堂の主人(ドン・ダイアモンド)もサンチャゴを称える。少年はサンチャゴにコーヒーを持って行き、次はともに漁に出ることを約束するのだった。

ナレーションと老人の独白で成り立っており、まさに小説を読んでいるような作品。画質のせいか、背景が油絵のような風情を見せていた。
「どうぶつの森」であっさりとカジキを釣り上げてごめんなさい、という気持ちになった。

【5段階評価】3

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2020年7月31日 (金)

(2130) 野獣捜査線

【監督】アンドリュー・デイビス
【出演】チャック・ノリス、ヘンリー・シルバ、モリー・ヘイガン、ラルフ・フーディ、ジョー・ガザルド
【制作】1985年、アメリカ

麻薬組織に誘拐された少女を助ける警察官の奮闘を描いたアクション作品。

シカゴ市警のエディ・キューザック(チャック・ノリス)は、捜査チームを率いて麻薬取引現場を抑えようとするが、ペンキ屋に扮装した別組織が乱入して数人が殺害。警察は慌てて突入するが一部を取り逃し、老刑事のクレイギー(ラルフ・フーディ)は、一般市民の少年を誤射して殺してしまう。クレイギーは持っていた小型拳銃を少年に握らせ、正当防衛を偽装する。クレイギーのバディのニック(ジョー・ガザルド)はその様子を見ていたが、相棒を売ることになってしまうため真実を言えず、査問委員会でも嘘の証言をする。エディはクレイギー救済の署名にも加わらず、査問委員会でもクレイギーの擁護をしなかったことから、刑事仲間から阻害されてしまう。
麻薬組織のボス、ルイス・コマチョ(ヘンリー・シルバ)は敵対するトニー一族に復讐を開始。トニーの娘ダイアナ(モリー・ヘイガン)も誘拐されてしまう。エディは単身でルイスのアジトに乗り込む。その上方を聞いたクレイギーらはエディをあざ笑うが、ニックはクレイギーが無実の少年を殺したと真実を叫び、エディの助けに向かう。エディはルイス一味を撃退。ダイアナの救出に成功。仲間達はエディを受け入れるのだった。

チャック・ノリスの作品はブログで扱ってこなかったので観てみたが、本作は敵の弾が全く当たらない主人公が、問答無用に敵を撃ち殺していくという、よくある刑事物だった。ラスボスが何の知的策略もなく主人公に撃たれて死ぬところも大した工夫はなかった。リモコン戦車のような戦闘車両が登場するのが特徴的だが、B級感が漂う内容だった。

【5段階評価】3

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2020年7月30日 (木)

(2129) ジョーズ3

【監督】ジョー・アルブス
【出演】デニス・クエイド、ベス・アームストロング、ルイス・ゴセット・ジュニア、ジョン・パッチ、サイモン・マッコーキンデール
【制作】1983年、アメリカ

巨大海洋レジャー施設を襲う巨大ホオジロザメと人間との戦いを描いた作品。「ジョーズ2」の続編。

サメに襲われた経験を持つマイク(デニス・クエイド)は海洋施設の建設技師。恋人のケイ・モーガン(ベス・アームストロング)はイルカを飼育する生物学者。海洋レジャー施設のオープンに伴い、マイクの弟ショーン(ジョン・パッチ)が現れ、水上スキーショーのスタッフ、ケリー(リー・トンプソン)と仲よくなる。ショーンは、かつて巨大ザメに襲われた経験から海に入ることを拒んでいたが、ケリーに誘われ、久しぶりに海に入る。
施設がオープンし、人々は海中水族館や水上ショーを楽しむが、施設内に10メートル級の巨大ザメが現れる。ケリーが襲われて足を大けがするが、ショーンはマイクらに救出される。施設を訪れていた写真家のフィリップ(サイモン・マッコーキンデール)は一攫千金を狙い、相棒とともに水中に入り、自らが囮となって巨大ザメをポンプ施設に誘導するが、命綱が外れてサメに飲まれてしまう。サメはマイクとケイがいる管制センターを襲うが、二人はサメに飲まれたフィリップが手に持っていた爆弾のピンを外し、サメを爆死させるのだった。

偏光フィルター方式の3D映画が盛り上がった頃の作品で、食いちぎられた手や潜水艇やホオジロザメが、「合成映像ですが何か」と言わんばかりのショボさで画面に迫ってくる。当時の観客は物珍しさで喜んだだろうが、4Kテレビでは見るに堪えない。3D作品を2D放映する場合は、右目用の映像だけを使うなどしているのかと思ったが、今回の放送では画像の一部が両目用の映像のように二重にぶれているシーンが多々あった。全体的に画質も低く、テレビ番組以下とすら思えた。品質的には評価2という感じだが、B級映画の魅力に満ちているとも言えるので、評価をワンランク上げた。退屈しない作品ではあった。
ちなみにケリー役のリー・トンプソンは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で主人公の母親を演じた女優。

【5段階評価】3

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2020年7月29日 (水)

(2128) ジョーズ2

【監督】ヤノット・シュワルツ
【出演】ロイ・シャイダー、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン、マーク・グルナー
【制作】1978年、アメリカ

人を襲う巨大ホオジロザメに立ち向かう男の奮闘ぶりを描くアニマル・ホラー作品。「ジョーズ」の続編。

海水浴場を持つ町アミティでは、市長のボーン(マーレイ・ハミルトン)と開発業者のレン・ピーターソン(ジョセフ・マスコロ)が地域開発を進めようとするが、海に巨大ホオジロザメが現れ、ダイバーが失踪。水上スキーを楽しむボートにも襲いかかり、ボートは爆発。サメは顔に裂傷と火傷を負う。サメの存在にいち早く気づいた警察署長のマーティン・ブロディ(ロイ・シャイダー)は市長に直訴するが、聞き入れてもらえない。マーティンは海水浴場に出現したアジの群れをサメと勘違いして発砲してしまい、署長を解雇されてしまう。マーティンの長男マイク(マーク・グルナー)と次男ショーンは、親に内緒で友人とヨット遊びに出るが、鮫に襲われてしまう。救助に現れたヘリコプターもサメの餌食になってしまう。マーティンは警察用のモーターボートで子ども達を発見。海底の高圧電線をサメに噛ませて感電死させ、子ども達を救うのだった。

前作に比べると、序盤からサメが姿を現し、観客の興味を引きつけるが、残酷な描写は控えめ。全体的にテレビドラマのようなテイストになってしまっていた。クライマックスも主人公とサメとの死闘というよりは、高圧電線を使った一発勝負で、しかも「そんなにうまく行くんかいな」というぐらい、食らいついたサメが電線を噛んだまま顔が焼けて死んでしまうので、前作のような「やっと倒せた」というカタルシスは薄かった。

【5段階評価】3

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